名古屋市で『世界コスプレサミット』が開かれる。
各国代表が愛知県庁や名古屋市役所にあいさつに訪れた旨、テレビのニュースで観た。
知事も市長も、コスプレ姿で対応。
思わず、ワロてしまった。
…って、そんなことする必要、ある?
そりゃ、確かに、あの各国代表の中に、スーツ姿の知事や市長が混じるのも違和感アリかもしれないが、それ以前に、コスプレやメイクにかかる費用、時間等、考えたら、何か「税金の無駄遣い」に思えてならないんだけど(←自腹ならゴメンナサイ。撤回します)。
…そういえば、マリオの姿で登場した首相、いたなあ。
そもそもあの人、素でもルックスがマリオに似ていた。
でも私は、がっかりした。
ところでこのコスプレサミット、コロナ禍前に、一度遭遇したことがある。
やっぱり、夏の暑い時期だった。
地下鉄の駅に向かう階段下で、コスプレ姿の女性がへたり込んでいた。
誰に何を見られようともはや構っている場合ではないらしく、とにかく「冷たいところに身体を密着させたい」みたく、壁にもたれかかり足を大きく開いて倒れそうな姿で座っていた。超ミニスカートの中、全く丸見え状態だった。
たぶん熱中症。
そりゃそうだよ。真夏にまるで真冬のコスプレしてるんだもん。
誰がどんなコスプレしようが自由だし、やりたい人はどんどんやればいい。
コスプレすることでいっとき別の人や好きなキャラクターになりきる体験を、私は決して否定しない。
でも、健康を害してまで、さらに他の人に迷惑をかけてまで、なんて。
そのあたり、ちょっと考えないと。
せめて真夏の開催はやめたらどうか。
おそらくもう日本の夏は、イベントを避ける方向でいかないとダメな気がする。
紫の 髪の間の 虚ろな目
鞠子