朝の情報番組で、いかにも夏っぽいスイーツの紹介をしていた。
このコーナー、商品をお店で紹介するだけでなく、女子大生の住むアパートの1室みたいなところで女子大生みたいなレポーターが実際に食べ、感想を述べる。
登場したのは、白桃を使ったゼリーのお菓子だった。
カップに入っているようだが、取り出して切ると、まさに白桃そのもののように見える。
素人っぽい若い女の子が、これを一口食べた。
そして言ったのが、
「おいしい。まるで桃を食べてるみたい」
だった。
なにげにスルーしたが、この食レポ、よく考えたら変じゃないか?
「まるで桃を食べているみたい」なら、何も手をかけなくて桃そのものを食べればいいではないか。
桃を使ってわざわざお菓子にしているんだから、直接桃を食べるのとは違った特徴をアピールしなければ意味がないのではないか。
…なんて、ヒネクレすぎか、私。
でもなあ、プロの食レポーターなら、こんなコメントで済ませたりしないと思うんだけど。
…って、やっぱりヒネクレてる?
白桃の 香りが満ちる 夏の午後
鞠子