不快な症状がある右足。
それを診た整形外科医は「筋肉と神経のバランスが悪いのではないか」との指摘をした。
フレイル予防のためには、とにかく泳ぎ、とにかくステップ台を踏んで踊ればいい、と思っていた。筋肉と神経のバランスなど、考えたこともなかった。
だが、医師の勧めた「振動するマシンに3分乗る」リハビリが予想外の効果をあらわしてきたところからしても、筋肉と神経のバランスが悪かったことは確からしい。
バランスの大切さ。
筋肉と神経だけでなく、心と体、腕と足、頭と体、身長と体重etc.etc.、健康とは、様々なバランスの上でこそ成り立つのだ、と思う。
それから、もうひとつ、はずせない要素が「体幹」。
昨夜、テレビで『華大さんと千鳥くん』を観ていて思った。
頭に熱い湯を入れたボウルを装着し、何にもつかまらず、ボウルを手で押さえず、つり橋を渡るゲーム。
華丸兄さんの圧倒的な体幹に、目が釘付けになった。
つり橋と言っても、まるで「高いところにある間が開きすぎた木琴」状なのである。
揺れもひどいが足元の板が激細い。
何かにつかまって渡っても大揺れなはずなのに、華丸兄さんだけが、ほとんど体が揺れることなく、着実に歩を進めていた。
華丸兄さんの体幹は、強固なだけではない。おそらく、同じくらいしなやかであるに違いない。
泳いでいるときも水中歩行をしているときも、体の芯がぶれる感覚をしょっちゅう自覚する。
右足の不具合は、ここにも原因があるのではないか。
バランスと体幹。
ともに、健康を維持しフレイル予防には絶対的に必要だと確信した。
いつまでも 歩いて泳いで 踊りたい
鞠子