今朝、1羽のカラスがゴミネットにくちばしをつっこんでいた。
何か入ったポリ袋を引きずり出し、四角い茶色のものを1つ、見事に&あっという間にくわえた。
よくよく見たら、それは「ねじって揚げたパン」だった。
…とそこへ、別のカラスが1羽襲来。
先にいたカラスはパンをくわえたまま、向かいのマンションの駐車場に避難した。
後から来たカラスは、ちゃっかりおこぼれにあずかり、ポリ袋から新たなパンをくわえて引きずり出した。
したらばまた、前のカラスが戻ってき、立場逆転でさっきと同じ光景が繰り返された。
ポリ袋には、何個ものパンが入っているらしい。
だが、待てよ。
ゴミなんだから、それらのパンは古いはず。おまけに直射日光にさらされており、ほぼ間違いなく傷んでいる。
カラスたちは、そんなパンを食べても平気なんだろうか。
そういえば、酷暑日であろうが猛暑日であろうが、カラスはゴミから食料を得る。
彼ら、彼女らが、サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌にやられ、七転八倒している姿など見たことがない。
カラスとは、
ある意味、劣悪な状況にあるゴミの中からでも、大丈夫なものをより分ける能力があるのか。
それとも、食中毒の原因となる菌に耐性があるのか。
いずれにしても、その能力とその消化力(?)から、人間が食中毒を避けられる物質とか仕組みとか、取り出せないのだろうか。
…などと、パンをくわえてゆうゆうと飛ぶカラスを見ながら考えてしまった。
人よりも カラスの本能 強くあり
鞠子