今朝、東京ディズニーランドがテレビに映し出された。
新型コロナが5類に移行し、今や、コロナ禍などなかったかのような状況が映っている。
その中で、「ゆず風味の冷たい麺」のセットが紹介された。
実際にリポーターが食べ、おいしいと絶賛している。
確かにおいしそうだ。私もこれはきっと好き……だが、次の瞬間、「このメニュー、めっちゃゴミが出るな」と思ってしまった。
環境に配慮されているようで、紙製の容器には見えた。
だが、結構大きい。この容器ゴミが何千、何万と出る、と思ったら、気持ちがなえてしまった。
で、引き続き、現在の催しが紹介された。
いろんなところから水が噴出し、涼しさ満載を醸し出している。実際、まるでプールで着衣水泳したかのような笑顔の子どもが何人もいた。
だがしかし、この後処理、どうするんだろう。
更衣室とかあるんだろうか。
もし、濡れた状態で冷房の効いた室内に入ったら……私なら、いっぺんに身体を壊すに違いない。
と、その後、キャラクターの着ぐるみを着た何人か(何匹か?)が、車に乗って登場した。
どれもかわいいし、動きがユニークで、観ているお客さんは大満足といった様相だ。
だが、待て。
あの着ぐるみの中の人、激烈に暑いに違いない。
仕事とはいえ、気の毒に思えてならない
ずっと前のことだが、仕事で、このような着ぐるみをレンタルしている会社の社長に話を聞いたことがある。氏曰く、「着ぐるみの中は地獄であり、脱いだ後の着ぐるみの中の臭いは想像を絶する」。
夢を売っているその裏の事情をつい考えてしまう私は、ファンからすれば大ブーイングに違いない。
自分でも、なんとひねくれた考えか、と思う。
しかし私自身、職場の慰安旅行で東京ディズニーランドに行ったことがあるが、さんざんに懲り、次また来たいとは思わなかった。
込み合った場所が大苦手だし、乗り物酔いも激しいし。
そして今日の映像で、死ぬまでの間にここに行くことは決してないな、と改めて確信した。
幸せの 裏の黒点 見る不幸
鞠子