職場に今年度の「生活習慣病診断」の案内が送られてきた。
協会けんぽの補助があり、一連の検査が安く受けられる。特に今年度は、これまでより補助額が多いらしく、自己負担額(←と言っても職場が払うのだが)が軽減され、5200円くらいで受けられる。
この診断、普通の検診にプラスして付加検診なるものも安く受けられる年がある。
···で、送られてきた資料をよく読んでみた。
付加検診に補助が出るのは「40歳と50歳の人」と記してある。
つまり「節目」の人だ。
いや、待て。
じゃあなぜ「60歳」はないのか。
「40歳」や「50歳」より「60歳」の方が危ないだろう
これ、おそらくだが、協会けんぽが補助する検診の世界は遅れていて、「60歳」は「もう退職している」扱いだからではないだろうか。
それこそ「60歳」は第3の人生の始まりだ。
このときこそ体を調べ、メンテナンスすべきでしょう。
···ということで、補助なし付加検診をお願いしたら、これ、
「19800円」
というオドロキの金額を提示された。
子宮がん検診までつけたら、
「プラス5500円」
私の場合、乳がん検診は他の公立病院で受けており、紹介状なし扱いのため、
約「10000円」
かかる。
だが私は、20年ほど前、これらの検診で重篤な病を見つけてもらえたため、今、元気に生きている。
そうだ、だからもう、開き直って全部受けることにしよう。
だけどなあ。
定年後、一番の贅沢が「健康診断」とは····
なんとも情けない話ではあるな。
検診に 救われ私の 今がある
鞠子