新型コロナウイルスの位置づけが、この4月末にも五類に引き下げられることになりそうだ。
となれば、季節性インフルエンザとほぼほぼ同等の扱いになるだろうと予想される。
つまり、「もう何も手助けしない(あるいは、もうできない)。自分の身は自分で守れ」という意味だと、私は理解している。
かかりつけ医でも診てもらえるとなれば、なんとなく安心だが、隔離も自粛もマスク着用もないわけだから、待合室にいる人が感染している可能性はうんと増す。
ちょっとノドが痛い、咳が出る、くらいでは休むことができなくなる。
どこにいても、隣の人は感染者足り得る。もちろん、自分自身も、感染者として人に接する可能性が増す。
自分の身は自分で守れ。
なんとなく、突き放された気がしないでもないが、よくよく考えてみたら、コロナ禍以前からずっと「当たり前」のことだった。
交通事故とか生活習慣病とかフレイルとか、「自分の身は自分で守る」しかなかったではないか。
からだのことだけでなく、特殊詐欺からも泥棒からも、究極は「自分の身は自分で守る」しか手はない。
そこに、新型コロナが加わっただけのことだ。
…と、そう思うことにして、やっぱり私は人ごみを避け、マスクをし、頻繁にうがいと手指消毒をするような予感がする。
今日もまた 不織布信じて 身を託す
鞠子