「食べる」ために | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

今年最後のステップ台運動に行ったら、受付に、久しく会っていないスタッフ・Fさんがいた。

私はいつも同じ曜日・同じ時間に行くので、いつも受付はFさんだったのだが、ここ数カ月前から別のスタッフに変わっていた。辞めちゃったのかな、それともシフトが変わったのかな…と思っていたのだが、どうやら後者だったらしい。でも、さすがに大晦日は働き手がおらず、貧乏くじを引いちゃったに違いない。

ところが、Fさん、意外なことを言い出した。

 

このジム、第何波かの緊急事態宣言中は、長期にわたって休業していた。再開してからも、夜10時閉館が8時に変わってしまった。それどころか、「1年365日年中無休」がウリだったのに毎週水曜定休、さらには年末年始も時短&休業に変わってしまったのだ。

Fさん曰く「でもパートの人数は変わらないから。やむを得ず、他のところでもパートで働いている」。

 

Fさんはなにげに言ったのだろうが、私は相当ショックだった。

 

受付スタッフは全員パート。利用者も多くないし、現金も扱わない。メンバーズカードにスタンプを押し、掃除をし、基本的に座って番をしているだけ。見たところ、全員、「近所の主婦」で、小遣い稼ぎor家計の足しくらいの気楽な仕事 …… だと思いこんでいた私は、全く浅はかだった。

Fさんにとって、12月31日出勤=貧乏くじ、どころか、できれば1月1日も1月2日も出勤したい。コロナ禍以前は、31日も1日も2日も、時間をお金に変えていたのだ。

 

パートで働く人にとって、時短、つまり、即収入減。

そんなこと、当たり前なのだが、改めて痛切に実感した。

それこそ昨日から1月4日まで、当たり前のように休み、それでも収入が減らない私がどんなに恵まれた境遇にいるかも思い知った。

 

2021年最終日、あまりにも切ない気づきだった。

 

 

 

 

 

 

 

雪さえも 素知らぬ顔して 降り積もる

鞠子

 

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