夕べ、蚊がいるらしき気配を感じたので、電子蚊取器のスイッチを入れた。
本当はつけたくない。
「蚊が死ぬ」わけだから、どう考えても、身体にいいわけがない。それに、これをつけたまま寝ると、翌朝、ノドに違和感が出たり目の乾きを感じたりする。
なので、寝るまでつけて、寝る前に消した。
ところがそれでは蚊は死ななかった。
夜中3時半、足の指に猛烈なかゆみが。
そして耳元で、不快な羽音が。
···って、「足指を蚊に刺される」なんて経験、今までないぞ。
刺されたのは、左足親指の裏側と中指の裏側付け根。それから薬指の表側付け根も。
親指の裏側なんて、皮膚が固いから腫れることができない。だが、猛烈にかゆい。
それよりなにより、足指付近を刺されると、かゆみが倍増し我慢ならない状態になることを初めて知った。
結局、また電子蚊取器のスイッチを入れた。
こんなところ、刺すのも一苦労だろうし、刺してもたいして吸血できやしないだろうに。
夏の猛暑中は、むしろ蚊は少ない。
今時分の方が、活発に活動してる気がする。
ヤツらも地球温暖化に必死に適応しようとしている。
そのときは睡眠妨害されてハラも立ったが、一夜明けてみれば、なんか気の毒にも思えてきた。
右足の 膝の上にも ヤツの痕
鞠子