7月末に受けた健康診断の結果が出た。
複数、「要精密検査」となっていて、がっくりした。
がっくりしている割には、行動が早い。このコロナ禍、ただでさえ「コロナ以外」の病気、それも「検査」となれば「後回し」でなかなか予約がとれないと思うのだが、結果が出たその日に、全部、段取りをしてしまった。
そして、うまく事が運べば、来週中、すべての結果が判明する。
心配事を抱えている時間を1秒でも短くするための私の行動力のすごさ。我ながら驚嘆に値する。
うち、1つの検査、本来なら1か月待ちだったのだが、本当に偶然、喫緊で予約できた。ちょうど誰かのキャンセルが入ったらしい。ただし、これが2回目のワクチン接種前日。検査と同時に組織を取ることになるかもしれないので、かなりスリリングな日程となっている。
ともあれ、めっちゃ気が重い。検査もいやだけど、その結果、最悪も頭をよぎる。
この検査、6年ぶり3回目なのだが、たまたま昨年受けた職場のオトコ後輩が、こんなことを言い出した。
「この検査の何が嫌かって言ったら、前後の食事制限。っていうかほぼ絶食。これが耐え難い」
びっくりした。検査の苦痛は、まさかの絶食?
私はそんなこと、全く苦じゃない。むしろ、要精密検査が判明した段階で、食欲ゼロ。
「今回、前日に食べる朝昼晩検査食セット渡された。朝晩はコシヒカリを北アルプスの水で炊きました、というおかゆとふりかけ。インスタントの味噌汁もついてるし、野菜の煮物も入っていた。昼なんか、職場でも食べられるよう、ほぼクッキー。間食用のキャンデー付き」
…と言ったら、それこそ驚愕の面持ちで、半分怒りつつ、
「えぇぇ! なんですか、それ。やっぱ個人病院は全然違うなあ」
同じ「よからぬこと」に直面しても、そのとらえ方、心持ちはこんなにも全然違うんだ。
マイナスに考えたところで、結果は何も変わらない。それ、理屈ではわかっているんだけど。
そう簡単に考え方は変わらない。
……などと言いつつ、2回目ワクチン接種の副反応なんか、全くOUT OF 眼中になってしまった変わり身の早さもちょっぴり笑える。
とりあえず来週1週間、自力でノリキル…しかない。
悩んでも 笑っていても 日は暮れる
鞠子