昨日、当ブログで、現在のコロナ状況について、
「打つ手なし」
だの、
「もう万策尽きはてました」
だの、投げやりな言葉を記したばかりだが、尾身会長、今日の参院内閣委員会閉会中審査で、立憲民主党の杉尾秀哉氏に現状のコロナ対策の実効性について問われ、こうお答えになったらしい。
「なかなか難しい状況だが、打つ手がないと言った瞬間、さらに悪化する」
あーもうだめ、もうどうしようもない、打つ手なし、万策尽きた……本当にこう言いたいのは、尾身会長かもしれない。私は無責任に言い散らかして終わりだが、尾身会長は「打つ手がないと言った瞬間、さらに悪化する」と自らに言い聞かせてらっしゃるのかもしれない。
尾身会長をはじめ専門家分科会に対してはさまざまな批判もあるけれど、政府は都合のいいときは「専門家の先生にお聞きして…」と言うし、都合が悪いときは「それは分科会に聞いてない…」と言うし、結果「専門家の意見は基本、通ってない」と思えてならない。
児童らのパラリンピック見学案を聞いたとき、私はまっさきに、学校の先生をしているトモたちの渋い顔を想像した。
そして、私の仕事でも、オンライン開催の行事について、「何人かは会場で座ってもらう。講師一人じゃああまりに見栄えが悪い」という意見が出たことを思い出した。
ハンディを背負いながら、健常者に勝るとも劣らない技を見せる選手たち、それを観、応援する、未来を担う子どもたち …… 見栄え、めっちゃいい。
狙いはそこ?
ああ、やっぱり打つ手がない。
…と言った瞬間、さらに悪化する。
打つ手なし ならば引く手はないものか
鞠子