ステップ台運動をしているとき、「頭の中で描いている足の動きと、実際の足の動きが違う」ことが多々あって、そのたびイラッとする。
ラテンのリズムに乗って…とインストラクターが言い、たとえば「ワン・ツー・ラッタッタ」とか「タップ・スライド・チャッチャッチャ」とか(←こうして書いても何のことかさっぱりわからない動きだが)、頭の中ではきっちりリズムをとっているのに、足がそうは動かないのだ。
いちお、ずっと音楽にかかわってきたので、この程度のリズムは相当正しく取れると自負している。だけど、足がついてこない。
…こんなこと、かつてはなかった。頭の中のイメージと動きはいつも一致していた。
ピアノを弾いていても、想定外のもたつきにいらつく。
これまで何度も練習した曲なのにもかかわらず、三連符の連続で指がもつれることがあってギョッとしてしまう。
音もリズムもわかっているのに、なぜもつれるのかわからない。そうかと思うと、普通に弾けたりするときもあり、この不安定さもわからない。
かつては、一度マスターしたら、一度止まって前から弾き引き直さなければならないほどのミスタッチをすることはなかった。ましてや、指がもつれてアウトなどということは、皆無だった。
これもカレーの一種なんだろうけど、このテのカレーは練習や訓練で進行を遅らせることは可能なんだろうか。
もし可能だとしても、ピアノはまだしもステップ台運動は気をつけなきゃな、と思う。
やりすぎてケガをする、とか、足を痛める、とか …… これも悲しいけど、カレーの一種に違いない。
年重ね 穏やかに生く 夢は嘘
鞠子