昨日日曜、このあたりはまん延防止等重点措置の最終日だった。
地元の某観光地でイベントが行われ、期間中の週末としては、そこそこ人が多かったらしい。
それを取り上げた朝刊の記事の見出しが、
「○○(←観光地名)の人出、やや戻る」
だった。
過大表現でもなければ過少表現でもない。だけど「やや戻る」と書かれると、私は「戻るの、待ってました」という喜びの思いを言外に感じてしまう。
たとえばこれ、
「○○の人出、まん防発出中にもかかわらず戻る」と書いたら読み手はどう感じるか。
あるいはもっと極端に、
「○○の人出、戻ってしまった」と書いたら(←こんな見出しはありえないが)どうか。
コロナ禍に関しては、マスコミもいろいろと叩かれている。特に、限りなく中立に、事実に即して述べなければならない場合、表現一つによって印象が大きく変わってしまうから本当に大変だと思う。
東京オリパラが始まり、すごい記録が続出したら、マスコミはこぞって称えるのだろうか。そのとき、もし選手村でクラスターなんか起きたら、紙面の割合はどうするんだろう。
東京オリパラ、いかにも扱いにくそう。
そういう意味では、マスコミの方々に大いに同情してしまう。
一言で 真逆を意味する 恐ろしさ
鞠子