「鏡」よりひどい「鏡」 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

ステップ台運動のジムに通っている。

 

普通このテのジムって四方が鏡張りになっていて、自分の姿を確認しながら運動するものだと思うのだが、私の行っているところには、鏡が全くない。

オーナーが「運動をしたことがない・運動が苦手な人のためにつくった」と言ってらしたことから推測すると、わざと置いてないのかもしれない。

 

確かに自分の運動姿など「見たくない」気もするが、一方で、限りなくインストラクターと同じ動き・同じ姿勢をすることが最も運動効果を上げると思うので、そのためには「見なければならない」気もする。だから、鏡がないことが少々不服なのだ。

 

だがしかし、人の運動姿は目に入る。

否が応でも目に入る。

そして、逐一チェックしてしまう。

 

毎回ほぼ同じ曜日・同じ時間に行くからか、来ている人もほぼ同じ顔触れ。で、その人その人の特徴がよくわかる。

 

例えばAさん(←名前は知らない)。いつも高いステップ台を利用する。当然、負荷は高くなる。だが彼女、上半身がめっちゃ不安定なのだ。足を前に上げる動作のとき上半身が前傾してしまう。疲れてくると「まるで前屈」状態になっている。その姿勢では、その運動が狙っている太ももの筋肉補強には何ら役立たない。

素人批評家・鞠子によれば、彼女は低いステップ台で1動作1動作、きちんとこなした方がいい、と思う。

 

例えばBさん(←やっぱり名前は知らない)。動きが雑。手を左右に開いてひねる動作など、「きちっと水平に上げ、手のひら・手の甲を天・地面に平行になるようねじる」をしないと、腕の筋肉には効かない。

おせっかい批評家・鞠子によれば、全ての動きを丁寧にやれば、運動時間半分でいいのではないか、と思う。

 

って私はどうかって? 限りなくインストラクターの真似をしているつもり。だけど自分の本当の姿はわからない。

 

…ということで、鏡見ずとも他人を「鏡」にし、反面教師にしている。これって、鏡張りで自分の姿に幻滅するよりひどいんじゃないか。

オーナーは客様なので、今度会ったらそう言ってみようかしらん。

 

…ちなみにインストラクターは「ナマのヒト」ではない。コロナ禍以前から、「画面の向こうにいるヒト」。よって、「ナマのアドバイス」はない。

 

 

 

人を見てもう1センチ上がる足

鞠子

 

 

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