先週末、バーゲンに行った。
このブログにも何度か書いたと思うが、普段は小売りをしていないレディスメーカーで、繊維団地の中に社屋がある。そして何年か前、道を挟んだ目の前の紳士服メーカーの子会社となり、同日にバーゲンが行われるようになった。
今ではどちらからも招待ハガキが届く。
紳士服メーカーにも、ほんの一角のみ、レディス商品がある。ただ、いわゆるリクルートスーツが主で、私には必要のないアイテムなのだが。
今回も、まずレディスメーカーの方に行った。
受付に男性スタッフがいて、手の消毒をさせられ、検温もされた。前回、来たときより、対策が厳重になっている。だがしかし、店内に客は私しかおらず、スタッフの方が多い。
そんななか、物色するのは気が引ける。
ましてや試着はもっと気が引ける。
幸い、気に入ったものがなかったので、ものすごく気まずい思いをしつつ、外に出た。
紳士服メーカーには用はない。
だがしかし、ここ、中に入りさえすれば何も買わなくても、ボックスティッシュ5箱セット、もらえるのだ。
一瞬迷ったが、「何も悪いことをしているわけではない」と開き直り、社屋に入った。
受付に女性スタッフがいて、再び手の消毒をさせられ、検温もされた。
アリバイ作りにレディスコーナーに行ってみた。『WORLD』ブランドのコートが3,300円で売っていて、ちょっと惹かれた。たぶん去年の型なんだろうと思うが、オーソドックスなタイプだし生地もよさそう。
だがこのコロナ禍、もはや着て行くところがない。
買うの、止めた。
そして、ボックスティッシュ5箱、もらった。
つまり、何一つ買わなかったのである。
それなのに、手の消毒2回・検温2回・人手2人分とボックスティッシュ5箱。
さすがに気が引けた。Go Toなんとかを非難する資格などない気がした。