枝豆、インゲン、十六ささげ、さやえんどう…こういう緑の豆に目がない私。
なかでも最近、特にお気に入りなのはスナップエンドウ。
軽くゆでるだけ。マヨネーズもドレッシングも必要ないほど、スナップエンドウ大好物なのである。
それなのに、これは気がつかなかった。
豆がさやの中にできるものは、さやを割ったとき、豆は両方のさやに「交互についている」こと。
そうそう、「豆のソーシャルディスタンス」みたいな。
その理由も、全くすごい。
もし片方のさやだけにすべての豆がついていたら、さやがはじけて2つに割れて土に落ちたとき、豆が1か所にかたまってしまう可能性が高くなる。ところがさやの両方についていることで広範囲に散らばり、発芽するのに都合がよいから、なんだそうだ。
さやの両側につくことで、一さやにできる豆の数は減るが、子孫を残すには効率的だ。
なんてうまくできているんだろう。めっちゃ、面白くない?
豆の種類によってはさやごと落ちるものもあるそうで、そのさやの中はさて、いかなる状態に?
しかし、しょっちゅう見ている「豆」でさえ、その不思議に全く気づかないんだもんなあ。
なんとも情けない限り。