ナミダのクッキングNo.2838 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

コロナ禍の前、たびたび利用していた旅行会社から、オンラインセミナーの案内が来た。

『ライフプランセミナー』、つまりお金にまつわるセミナーで、いくつかコースが紹介されている。

 

参加費無料。

旅行会社は、これでどうやって利益を得るのだろう。

 

セミナー終了後、後日、希望者は個別相談を受けられるので、その際、手数料をとるのかと思ったが、個別相談自体も、最初は無料らしい。ならば、個別相談を受けておしまい、ということもあるわけで、そうなると、旅行会社の利益はない。それどころか、講師に謝礼が発生するから、持ち出し、ということになる。

 

大打撃をこうむった旅行業界。とはいえ、この展開は、私にはいまいち理解できない。

 

…そう言いつつ、実は受講してみた。

テーマは『人生100年時代のお金を考える』

 

夫婦二人、100歳まで生きるとして、そこそこの生活をしようと思ったら「1億5,000万円」必要なんだそうだ。

そんなお金、今からシャカリキに働いてもできやしない。銀行に預けたって、スズメの涙すら増えない。かといって、ハイリスクな投資など、する気もない。

人口ピラミッド、物価、年金…聞けば聞くほど、暗澹たる気持ちになった。

 

長生きなどしたくない、つくづくそう思ってしまった。

だがしかし、寿命はどうにもできぬ。

 

無料セミナーの成果は、旅行会社が企画する不可解さと、残りの人生の厳しさを目の当たりにしたことだった。