ナミダのクッキングNo.2649 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

退職者の雇用保険喪失手続きをするために、職安に行った。

就職者も退職者もほとんどいないわが職場。
よく言えば、定着率がものすごくいい。悪く言えば変わりばえしない。
つまり職安に行くことはめったにないのだが、それでも行くたびに思う。
「職がない」ということは、「人を変えてしまう」のではないか、と。

求職している人、失業保険の認定に来ている人、乱暴に言ってしまえば、みんな全然生気がない。どんよりしている。
私も転職した人なので、失職している時の状況はよくわかる。そのときの不安感は、今思い出してもぞっとする。
私の場合、嫌で辞めたくせに、生きることの基盤を失った、みたいな。
お金だけがすべてじゃない、というのはきれいごとで、それなりのお金がなければ生きてはいけないのだ。

派遣の人とか期間限定雇用の人とか。事情が許さずに正規で働けない人とか。
どんなに不安だろう。
「お気楽でいいな」とは、私にはどうしても思えない。もちろん、なかには失業保険狙いの確信犯的な人もいるだろうが、それも思うに後ろめたくてならない。

だから職安に来るたび、普段の不満はふっとぶ。
とりあえず、仕事があってよかったな、と。