ナミダのクッキングNo.2436 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

この何日間か、東京のP社なるところから頻繁に職場に電話がかかってくる。
用件は、「自社が企画するセミナーを告知してほしい」ということなのだが…

うちとしては、こういう申し出は原則却下だ。例外は、国や市町村が主催する行事とかセミナーのみ。ところがそこをP社はうまく突いてくる。
「労働局の委託事業です」
そうおっしゃるのだ。ならば、委託されている会社は他にもあるのではないか、だとしたらP社だけ肩入れするということはやはりできない。
反面、ムゲにはできない弱みもあり、「資料だけ送ってください。掲示しますから」といってお茶を濁すことにしている。

最初に電話をとったのは私だった。
マニュアル通りお茶を濁し、電話を切った。
ところが翌日、別の社員からまた電話があった。「そちらの方を回るので、資料をお届けしながら説明させてもらいたい」と言うので、イラッとして、「昨日も御社の男性の方からお電話をいただきお伝えしましたが、ご期待に沿うようなご協力は出来かねるので、資料だけ送っていただければ結構ですから」と再度否定した。

それなのに、2日後、P社は書類を持ってやってきたらしい。

私は事務所にいなかった。よって、そのとき在席していたEが書類を受け取った。「労働局の委託事業なんだから、メルマガや発送物に同封して、ぜひ、告知してほしい」とかなり強気だったそうだ。でもEも「そうなると、しかるべき組織を通して許可を得なくてはなりませんし、やはりうちは掲示するくらいしかできません」と応じ、書類を受け取ったのだそうだ。

ところが、P社はしつこい。
そのまた翌日、電話が。これをとったのは別のオトコ後輩T。

「責任者に許可をとっていただけたでしょうか」

Tにしてみれば、何のことだか全くわからない。敵は「メルマガや発送物に同封する許可をとってくれたか」と問うているのだ。

全くコミュニケーションがとれてない。なんたるレベルの低い会社か…と思ったが、すぐ思い直した。
この人たち、コミュニケーションがとれてないのではない。とれてないと見せかけて、何度もアプローチするという戦略なのだ。こうして何回も何回も、別の人が、別の切り口で連絡を入れる。そのうち、相手がほころびを見せるであろうことを狙っている。
「郵送で送ってくれればいい」と言われ、引きさがったりしない。「知りませんでした」といいつつ足を運ぶ。顔を見て話せば、状況は変わるかもしれない。よしんば変わらなくても、あきらめず連絡を入れる…
 
しかし、ここまでするとは。
参加費無料なのに。そのしくみはいったいどうなっているんだろう。
きっと来週、新たな攻勢が待ち受けているに違いない。