ナミダのクッキングNo.2350 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

当『ナミダのクッキング№2347』に、今年最初の文芸祭授賞式について書いた。
会場には、ピアノ(電子だけどね)生演奏が流れていた旨も記した。

ところでこのピアノを弾いていた男性、じつは短編小説部門を審査する先生だったのだ。
式の最中、そう紹介があった。

文学と音楽かぁ。
系統的には私と同じ。(もちろん私のピアノはたかがしれており、この先生ほど弾けやしないが)

式終了後、場所を変えて講評会があったのだが、移動する最中、先生は通路に飾られた絵(畳一畳分くらいはある抽象画)を指さして、「これを描いたの、私です」となにげにおっしゃった。

ええーっ!絵も描くのか(@ ̄□ ̄@;)!!

公共の大きなホール。そこに飾られているんだから、単なる絵画愛好者ではないだろう。

いったいこの人の本業は何なんだろう…

大谷翔平選手は、投手でもあり打者でもある。
野球のことはよくわからないが、確かに「野球」という大きなくくりで考えれば、基本的な能力・センスは共通なのだろう。
だが投げるのと打つのとでは、違う能力が要求されるのではないか。

文学と音楽と美術。
これも、「表現」という大きなくくりで考えれば、共通することがあると思う。
私自身、文学と音楽は不可分であり、もしBACHと出会わなければ、文章を書くという創作活動はなかったような気がする。
もしくは、全く違ったものを書いている気がする。

上から目線で大変恐縮だが、大谷選手ももしどちらかだけだったら、あるいはそれほど力を出せなかったのかも…などとふと考えたりもしている。