ナミダのクッキングNo.2438 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

「持病があっても加入できます」
そして、
「保険料は一生涯変わりません」
というO生命の宣伝文句に、興味をそそられた。
 
お気楽自由人の私が恐れることの一つは、「自分で自分のことができなくなったらどうするか」ということ。
不謹慎かもしれないが、「死」より、「痛みに苦しむこと」と「人の手を借りなければ生きられない」ことの方が怖い。
そのとき頼りになるのは、やはり「お金しかない」と思うのだ。
 
O生命に「資料求む」の葉書を出した。
すぐ、詳しい資料が送られてきた。
見た。
「持病がある人」が入る前提だから、保険料は割高になっているのだが、びっくりするほど高額ではなく、十分、払える金額だ。
医師の診断も不要のようだし。
 
なかなかいいではないか…
 
…いや、ちょっと待て。
これは、いわゆる「掛け捨て」だ。満期返戻金など、一切ない。
つまり、病気にならなければ、85歳まで保険料を払い続ける一方ということだ。
85歳になったとき、「元気」だったら、O生命に払ったお金はすべてパアになる、ということだ。
85歳で元気で、歌やら歌舞伎やら文学やら、バンバンやってたら、お金はいるばかり。O生命に払った保険金が悔やまれやしないか。
 
結局、
85歳までに病気になるかならないか、という「賭け」。
そう思ったら、迷いが増した。
…なんだか契約する気をなくしてしまった。
 
 
 
 
八十五そのとき私は生きてるか
鞠子