ナミダのクッキングNo.1723 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

毎週末、『メサイア』を歌っているメンバーの中に、「歌うの、つらくないだろうか」と、ついよけいな心配をしてしまう男性がいる。

出始めの音からして、全く取れないのである。
あり得ない音から歌いだし、あり得ない音階で推移する。
両隣とのあまりの音の違いに「針のムシロ」状態ではなかろうかと気の毒になるのだが、本人、いたって熱心に練習に参加してくる。

歌うのが苦痛ではないらしい。
それどころか
音楽トモ曰く、「両隣と音が違うことすら気づいてない」。
信じられない。信じられないけど、どうやら「気づける耳を持ってない」のだ。
だから、やめずに参加できる。
気づけないものは、どうしょうもない。
もう、改善のしようがない。

こういうの、『メサイア』だけの話じゃない。

今日、仕事で大きな行事があった。
報告者が、参加者のポリシーを真っ向否定する話をした。

私が参加者の一人だったら、矛盾に頭を抱える。
しかし、矛盾に気づけなければどうか。
もう、改善のしようがないではないか。
『メサイア』の男の人と同じく。

なんだか入れこんだ分、そんなむなしさもひとしお。