ナミダのクッキングNo.1279 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

18歳大学生の新聞投稿。
飲食店でアルバイトしている彼女、「先輩がお手本。私も先輩みたいになりたい」という内容だ。
先輩は、「ベテランのパートのおばさん」。
なぜ憧れるのか、箇条書きに拾ってみる。

○いつも笑顔。接客が丁寧。お客さんが満足して帰っていく。
○私が新人の時、とても丁寧に指導してくれたから、仕事に慣れることができた。
○ちゃんと叱ってくれる。私のためを思っていることが伝わってくるから、叱られても次回は頑張ろうと思える。
○どんなに忙しくても、「お疲れさま」と笑顔で言ってくれる。この一言で、今日1日頑張ってよかったなと思える。

すばらしいパートさんだ。

なかでも特に気になったのは、3つ目の理由。
叱られても「私のためを思ってくれてることがわかる」と言うが、そんなことがなぜわかるんだろう。
いったいどんなふうに叱るのか。
叱る側の心持ちはミエミエで、わかってしまうものなんだろうか。

おそらく、
この投稿主もとっても素直なんだと思う。
いつも一生懸命、仕事をするし、指摘を素直に受け止め、直そうと努力する姿勢が見えるのだろう。
先輩パートさんも、この投稿主がかわいいのだと思う。

職場に於ける理想的好循環。

だけど、
現実的に「先輩側」の私には、愛情を持って叱る、なんて、できやしない。
「何でこんなことがわからないのか」という怒りと、「自分だって大したこと、ないのに、後輩に教えるなんて不遜すぎる」という思いが混在して、結局、叱らない方向に逃げて言葉を飲み込む。

ある意味、無責任。
だけどある意味、いかにも私っぽい、と言えるが。