おととし、青森に出張する機会があったのだが、母の具合が悪く、断念した。
青森。
今、日本で一番行ってみたいところ。
太宰治の生家に行ってみたいのだ。
そこに行けば、太宰治が自殺した理由が肌でわかる…と言う人がいたり。
太宰が『津軽』に描いた道をたどったら、その痛みが多少でも理解できるのではないかと思ったり。
…ということで、昨年の10月、青森に行く予定を立てた。
…が、結局、行かなかった。
黙って行けばよかったのに、某読書トモに、その計画をしゃべってしまったからだ。
そしたら、
「自分もすごく行きたい」
「どうせ行くなら、太宰の苦しみがとことん味わえる厳寒期」
…と言い出し、
「ま、それもそうだな」
ということになってしまった。
その計画が、現実味を帯びてきた。
ところが、何だか微妙な食い違いが表面化してるのである。
例えば「足」。
私は、時間がかかってもいいので「新幹線で行きたい」人。
某トモは「飛行機」を主張する。
例えば「過ごし方」。
私は「ダラダラのんびり行きたい」人。
某トモは「時間を無駄にしないよう、分刻みのスケジュールを組もう」と言う。
また、それ以前の問題として、昨日のブログにも書いたよう、本来私は「一人で行きたい」人、なのだ。
某トモは大好きだし、一緒に行ったら行ったで楽しくはあるだろうが、行動のペースがあまりにも違う。
二泊三日、一緒にいたらさぞ疲れるだろうと思うことで、既に今から疲れている私。
今日、ツアーパンフとかもらってきたけど、やっぱり「一人で行きたい」。
…なんてなぁ、
今さら言えないし。
「一人で行きたい」理由について、説明しようがないし。
自業自得だが気が重い。