ナミダのクッキングNo.725 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

本日のナマ舞台は『東儀秀樹と賢者たち~古事記絵巻・1300年記』。

東儀秀樹さん、と言えば、
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…ですよね、やっぱり。

この存在感、そこから醸し出される笙、篳篥、龍笛の天上に届くような響き…が好き…

…なんだけど…

ちょっとキツいこと、言ってもいいかなぁ(-_-メ)

今日は、かなりがっかりした。

東儀さんのナマ舞台を観るのは3回目。でもだんだん「邪道」になり、アイドルの舞台みたいになってる気がする。

今日は、人形師・辻村寿三郎さんをはじめ、画家やバレエダンサーも登場。前半は古事記を舞い、語り、演奏したのだが、せっかくの笙、篳篥、龍笛が、安っぽく聴こえてしまった。

だって音響はけたたましいし、語り手の女性の声も、「自分が主役」と言わんばかりの声で、煩わしかった。

おまけにアンコールでスタンディングオベーション…なんて、私は興ざめだった。

私としては、短い時間でもいいので「正装で、正統な演奏」をしてほしい。
そのオーラと音を観せてほしい。
初めて東儀さんのコンサートに行った時、東儀家の3人が正装で演奏した曲、素晴らしかった。
今も覚えてる。
だから、雅楽が好きになったのに…

休憩時や終了時、感動や称賛の声ばかり聴こえてきたが、私はがっかりした。

先週、聴きにいった「東京楽所」の方が、難しい音楽ではあったが、心に染みた。

残念だけど、こういう舞台なら、もう、行くのはやめよう、と決めました。

いや、私がカタブツなだけで、今はこういうふうなのがウケるんだろうな、きっと。