朝刊に「日本を変える(かもしれない)女たち」という記事が載っていた。
(「かもしれない」は吹き出しつけたし風になっていました)
三回目の今日は、『消防女子』。
本職はネイルサロンの経営者。
離婚して、男の子を一人で育ててる。
そして、招集がかかると消防団員になる。
消防団の間口を広めたい(…と、控えめに主張なさるらしい)
若い人が集まらないのは、ダサい制服が一因と思い、女性団員向けのユニホームを作るよう市に要望した。
4歳の息子が「消防マニア」のため、憧れの消防士に近い姿を見せたい。
これら、この女性が「消防団員になりたい」「消防団員を増やしたい」理由と行動は、文句のつけようがない。
すばらしいと思う。
ただ、敬礼をしているアップ写真を見て驚いた。
爪がすごいのである。
一本ずつ白黒交互。
各爪の根本には、大粒のジュエリー。
指先から飛び出すこと1センチ近く。
おまけに、先はトントンに尖っている。
本人いわく、
「仕事柄、強い接着剤で付け爪をしているので、簡単に外せないんです」
そりゃそ-だ。
本職だもんなあ。
でも、「危ない」んだよ、それ。
凶器だって。
AEDの操作もできるそうだが、一刻を争う事態の時、焦ってあんな爪で操作されたら、ぐさっと刺さりそう。
私なら、爪の短い人にやってもらいたい。
それに、
自分自身も怪我するってば。
ばんっと地面や壁に手をついたとき、爪の裏から上向きに強い力がかかったらどうなる?
強い接着剤ならなおさら、自分の爪と爪の下の肉ごともってかれるに違いない。
「付け爪なんてルール違反よ」と指摘する先輩女性もいるそうだが、「ピアスを外すことで折り合いをつけている」のだそうだ。
そりゃ、ピアスも危ないって。
騒然とした火事現場で何かに引っ掛かったらどうする?
熱風にさらされたら、金属は猛烈に熱くなるから、自分がやけどしたらどうする?
たとえボランティアであっても、人の命を左右する現場に立つわけで、
できる限りの準備を整えて臨まなければ、かえって迷惑をかけるって思わない?
この女性の言動、何か釈然としません、私。