ナミダのクッキングNo.709 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

朝刊に「日本を変える(かもしれない)女たち」という記事が載っていた。
(「かもしれない」は吹き出しつけたし風になっていました)

三回目の今日は、『消防女子』。
本職はネイルサロンの経営者。
離婚して、男の子を一人で育ててる。
そして、招集がかかると消防団員になる。

消防団の間口を広めたい(…と、控えめに主張なさるらしい)

若い人が集まらないのは、ダサい制服が一因と思い、女性団員向けのユニホームを作るよう市に要望した。

4歳の息子が「消防マニア」のため、憧れの消防士に近い姿を見せたい。

これら、この女性が「消防団員になりたい」「消防団員を増やしたい」理由と行動は、文句のつけようがない。
すばらしいと思う。

ただ、敬礼をしているアップ写真を見て驚いた。

爪がすごいのである。

一本ずつ白黒交互。
各爪の根本には、大粒のジュエリー。
指先から飛び出すこと1センチ近く。
おまけに、先はトントンに尖っている。

本人いわく、
「仕事柄、強い接着剤で付け爪をしているので、簡単に外せないんです」

そりゃそ-だ。
本職だもんなあ。

でも、「危ない」んだよ、それ。
凶器だって。

AEDの操作もできるそうだが、一刻を争う事態の時、焦ってあんな爪で操作されたら、ぐさっと刺さりそう。

私なら、爪の短い人にやってもらいたい。

それに、
自分自身も怪我するってば。

ばんっと地面や壁に手をついたとき、爪の裏から上向きに強い力がかかったらどうなる?
強い接着剤ならなおさら、自分の爪と爪の下の肉ごともってかれるに違いない。

「付け爪なんてルール違反よ」と指摘する先輩女性もいるそうだが、「ピアスを外すことで折り合いをつけている」のだそうだ。

そりゃ、ピアスも危ないって。
騒然とした火事現場で何かに引っ掛かったらどうする?
熱風にさらされたら、金属は猛烈に熱くなるから、自分がやけどしたらどうする?

たとえボランティアであっても、人の命を左右する現場に立つわけで、
できる限りの準備を整えて臨まなければ、かえって迷惑をかけるって思わない?

この女性の言動、何か釈然としません、私。