休みの日、基本的に我が家のテレビは、つけっぱなし。
スカパーやWOWOWを契約してからは、全くと言っていいほど、民放は見なくなった。
邦画や洋画、時代劇やドキュメンタリー…見ごたえのある番組ばかり。
民放は、何かタレントがどたばたしてるだけで見る気がしない。

たださぁ、
何度かブログにも書いたけど、民放に比べてCMがヒド過ぎるんだよね。

今日もさっそくテレビをつけたら、綾小路きみまろのステージをやっていた。
ホテルでのディナーショーみたい。
でも、何かヘンだな、と思った。
ホテルの内装やテーブル、椅子が、めっちゃ「ちゃち」なのである。
おまけにテーブルの上には、コーヒーすら出ていない。

いつもの調子できみまろが、オバサンたちを挑発しながら笑いを取ってる。
…と、そのうち、「中には若い人もいますね」とか何とか言いながら、一人の女性のところにきた。
確かに若くて、他の人よりあか抜けた感じがする。

言われてその女性がステージに上がった。
若さの秘訣は、ジーニーとかいう化粧品を使ってる、と言う。

商品名まで言うか?
…と不思議に思ったが、
言って当然だったのだ。

その女性は、ジーニー側の人間だった。

以後は、会場の人を一人ずつ別室に連れて行き、さっきの女性がジーニーの使い方を手ほどきする。

見ててイライラしてきた。

これは明らかに、普通のCMと作り方が違う。
途中からいきなり見たら、きみまろのステージと勘違いする。

ジーニー使用前と使用後では、「ほら、こんなに違うでしょ」と大騒ぎし、全員サクラのくせに、そのつど派手に驚くなんて、全く腹ただしかった。

そもそも、シワがひと塗りで伸びるなんて、おかしいだろ?

もちろん、腹が立つのはジーニーだけじゃない。

シミに悩んでいる母を見て、シミ取りの薬を作った息子(たぶん社長)と萩原流行、久本雅美の妹(姉?)、それからも一人、出てたような気がするが。

「母のため」というくだりで、みんなが「すごい親孝行っ!親孝行の鏡っ!」、と大袈裟にほめちぎる。
それだけでも苦々しいのに、
その息子(社長)、「皆さんの美容と健康を祈願するために、標高○○メートルの△△連峰に登ってきた」とか言うんだわ。

そこでみんな、またまた大袈裟にほめちぎる。

あまりに偽善が過ぎやしないか?

「うちのシミ取り薬が売れますように」って祈ってきたんじゃないのかい。

サプリメントや痩身用器具とかも、町行く人をつかまえて飲ませたり、使用させたりしているが、その「町行く人」が、ドラマのエキストラやチョイ役で出ているのを何回も見たことがある。
昔のサスペンスドラマなんかだと、セリフありのキーマンで出ていたりもする。

私はだまされないっ!
簡単に痩せたり若返ったり…なんて、「100%、あり得ない」のだよっ!