ナミダのクッキングNo.457 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

「教頭が携帯番号教える」って、どうしてそんなことしたんだろう。

京都府亀岡市で起きた、集団登校中の児童たちの列に、軽自動車が突っ込んだ事故。
なんでも、教頭のかつての教え子の保護者に加害少年の親族がいて「被害者に誠意を伝えたいから、連絡先を教えてほしい」と頼まれたらしい。

この事故、なぜか警察も、被害者の住所や氏名を文書で伝えている。

…あり得ん、よね?
個人情報を、本人の許可なくチャッチャッと教えちゃうなんてf^_^;…

うちの職場も多量の個人情報を保有しており、その管理にはかなり神経を遣っている。
気安く「○○さんの携帯、教えて」と電話してくる客様もいるが、丁重にお断りする。
断ったがために、気を悪くさせてしまうこともあるがやむを得ない。もちろん、できる限り、気を悪くさせないものの言い方をすることも大切だ。

そういえば、
10年近く近く前のことだけど。
会議残業を終えての帰り道、運転中に倒れている人を発見したことがある。
T型の道路の突き当たり部分に大型バイクが横倒しになっており、その少し先に、人が倒れていた。
私より先に、付近の住民が見つけ、既に救急車の手配がなされていた。

当時、傷だらけの車に乗ってた私はまるで「加害者」みたいな疑いの目で見られ、車の外回りや車内を調べられただけでなく、連絡先やら職場やら、根掘り葉掘り聞かれた。
日付が変わりそうな時間なのに、付近にマンションがいくつもある土地柄、ギャラリーが三々五々集まってきて、私はますます加害者もどきだった。

…そしてさらに頭にきたのは、

数日後、倒れてた人の母親と名乗る人から、職場にお礼の電話がかかってきたことだ。
息子さま、何でも、自爆で転倒し、脳しんとうを起こしたらしい。

…それだけですんで、幸いだった…と思う反面、この人が私の職場を知っていることに、すごく違和感があった。

問うたら、「警察で聞きました」とのこと。
個人情報保護も、こんなに厳しくない時代だったけどね。

確かに、あんまりガチガチに個人情報の保護をしても、得策じゃないことは多々ある。

でも事故とか事件とか、被害と加害の関係にある人たちに、個人情報を流すなんて、信じられない。

でも、
よく考えてみれば、
個人情報があっという間に悪用されるから、ますます保護、保護とうるさくなるんだよ。
この悪循環、何か情けなくないか?