ナミダのクッキングNo.290 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

豆腐好きな私、通学途中のK駅で麻婆豆腐と炒飯のこジャレた店を見つけた。ほっとくわけにはいかない。

もちろん、行きましたん。

本日午後のみ授業。早めに家を出て、その店でランチ。注文したメニューは麻婆豆腐が主役のセット。

麻婆豆腐は石鍋に入ってきた。それも木蓋がぱこぽこ浮き沈みするほど、沸騰した状態で。

おいしそぅぅ…

木蓋を開けてみた。

まだぱこぽこ沸騰している。

ネコ舌のくせに、取り急ぎ一口…

…したら…

か、
か、
か、
か、
からいぃぃ-ぃ-ぃ-

「普通の辛さ」で注文したのに、強烈に辛い。

しまった。
炒飯主役のセットにすればよかった…

そうこうするうちに、男の人が3人やってきて、荒々に編んだ竹のついたてをはさんだ私の隣の席に座った。
みんな私と同じセット、それも、一番辛口を注文している。
お店の人が、「かなり辛いですが、よろしいですか?」と念を押したら「大丈夫、僕ら辛いの、得意だから」とニコニコ顔。

思わず隣の席から助言しそうになったが、確かに辛さに強い人も世の中にはおられると思い、お節介は止めた。

しばらくして、3人前の石鍋麻婆が私の目の前を通っていった。

…通っただけなんだよ。なのに、目がチカチカし始めた。

うそっ?おまけに私、メガネしてんだよ?

さて男の人3人、石鍋を前に、じっと固まっている。

「辛そうだぜぇ」

「何か、目、おかしくね?」

「ナミダ、出てきた。ヤバくね?これ…」

なんだかんだ言って、ぱこぽこしている木蓋を開けようとしない。

とばっちりをくってナミダ目になってしまった鞠子、ここまできたら、ぱこぽこしているうちに、なんとしてもその木蓋を開けてほしい。

授業が始まる時間がせまっているが、超辛麻婆を食べた時の男性諸氏のリアクションが見たいっ!好奇心満々鞠子…

…で、ようやく一人が木蓋を45度ほど傾けた。

…らね、
…らね、

みんな派手にハクション、ヘクション、ファーックション状態になって…

私も危険な状態になり…

結局、食べるリアクションを見ることなく、あわてて席を立ったのでした。

それでもギリギリで、最後はものすごくあせって教室までたどり着いたのでした。

この大学、地下鉄の駅から校舎にたどり着くまで10分くらい歩かなきゃならないんだけど、ずっと上り下りの勾配ばかり。おまけに最後の曲がり角から校門までは、信じられないほどの急勾配。

急ぎ足でとてつもなく疲れた。

バカだ…
好奇心にもほどがある。
悲しすぎ…