まったく意味の無いランキング記事。
なぜヤフーはネガティブな記事を連投するのか?
SBクリエイティブ:相良奈美香著:「行動経済学が最強の学問である」から紐解いてみる。
まずダニエル・カーネマン著の「ファスト&スロー」を採り上げている。
これは、人間は瞬間的に答えを出す「システム1」とじっくり考えて答えを出す「システム2」を兼ね備えている。
1+1は?2!これがシステム1、12×37は?うーーーーーーーーーん444!がシステム2と考えれば良いでしょうか??
多分、ヤフーの閲覧者は瞬間的に反応するシステム1でポチると言うデータが出てるのでしょう。
多くのマーケティングの本は、共感されることを目指してる。
このネガティブな記事もある意味、ネガティブな方向に共感されるのかもしれない。
しかし、ヤフコメを見るとみんな怒ってる。
それは人間が感情で動くから。
クルマを販売する時は、衝突安全性能や燃費の良さなどポジティブなワードで誘引する。
でもネット記事はネガティブなワードの方がよく売れるのかもしれない。
でもこれはヤフー特有かもしれない。
それは、ヤフーコメント、通称ヤフコメの存在。
ヤフコメで正義なコメントを書き込むことで溜飲を下げる。
それに共感した人も違うよと思う人も「いいね」や反対意見を書き込む。
逆に「ライフハッカー」のようなポジティブになれるような記事は消えていった。
なぜなら否定したくなる人が出てくるから。
結論として、ヤフーの記事は心理的に悪影響を及ぼす可能性が高い。
ポジティブな感情の方が、心理的に幸せであると言うのが、行動経済学では出ている。
だが、ネガティブな感情は自分自身の客観的な視点(メタ)で、自分の意見の反省や再評価される場合もある。
だからネガティブな記事を読む時は、システム2を働かせなければならない。
あくまで感情に左右されず、客観的に様々な視点を集めて評価する。
だからといって上のようなただのアクセス数稼ぎをポチってしまうと、似たような記事が次々出てくるようなプログラムがなされていると思うから、ヤフー記事は有害になってしまう。
また、共同通信のような、数行でただただ「見出しのみ」な文章もある。
これに想像力を働かせてネガティブに考えるのもシステム1の奴隷である。
ネガティブなことに引っ張られ過ぎないために、ポジティブ記事を見つけてポチりまくることも必要かもしれない。
だが、ヤフー記事にそれほど有益な記事は期待出来ない。
でもヤフコメで他人はどう考えてるか可視化出来る点で、ヤフー記事の優越性はある。
ネガティブな共感は麻薬みたいなものだと、心に留めておきたい。