きっかけの「努力不要論」を読み返して、軌跡を振り返る | テキトーに何か言ってるブログ

テキトーに何か言ってるブログ

甘っちょろい戯言です^^

フォレスト出版:中野信子著:「努力不要論」を読み返してる。

この本は、自暴自棄になった自分を救った本です。

 

自暴自棄になった背景は、、、

2009年リーマンショックの余波で派遣切り。

希望退職を迫られ職を紹介してもらって退職。

その職が残業月130時間ほどのブラック企業。

1週間で辞める。(一日14時間くらい入ってすぐ働いた)

途方に暮れて、自動車関連の期間工で稼ぐ。

アベノミクスの株高になり始めた時代に契約更新せず、退職。

でも、派遣社員しか職が無い。

派遣社員で1日12時間働く。

2年やってきつくなって8時間のところに替えてもらったら、超過重労働(文字通り重いものをひたすら運ぶ)

辞める。

自暴自棄になる。

 

 

この記事きっかけで当時を思い出した。

あなたが改正した派遣法は、企業の底辺として見下されて働く職場でしたよって。

 

この後、「努力不要論」を読むことになる。

ここには、

 

現在はアメリカ式の成果主義が輸入され、結果が重視されるようになってきました。・・・(中略)・・・「1回の失敗が1回の失敗でしかないと思われる国(アメリカを指す)」と「1回失敗したらもう人生終わりと思われてしまいかねない国(日本を指す)」という、そもそものコンテクストの違いがある・・・(中略)・・・(日本の)経営者たちが、「労働力を安価に使い、解雇もしやすくしたい」という意図から、恣意的に都合のいい部分だけを切り取って導入したのかもしれない、と私は邪推しています。

 

長かったので略して読みにくくなってしまったが、日本の経営者たちが派遣社員を「安価な使い捨て」として扱ったことに共感しました。

プロ経営者と言われる人たちに、こう使われてたのだなと教えてもらいました。

 

でも、3章が肝でした。

 

格差のせいにしたい気持ちは分かりますが、格差のせいにしたら終わりです。

 

ぶん殴られた気分です。

じゃあどうしろと!

 

どうやら人間には「嫉妬」というものが厄介にもあるらしい。

そして「真面目にやっても報われない」と感じるのも日本人の特性らしい。

 

また、努力してきた人間ほど、努力してる人間を潰しに行きやすい。

その方法は心理攻撃。

 

「代わりならいくらでもいる」「誰でも出来ることなのにね」「(見せしめを作って)あいつみたいになるなよ」とか思い当たる節が・・・

 

その後解決策はピンと来なかったが、自己啓発本を何冊か読んでいました。

「夢をかなえるゾウ」とか「言志四録」とか「人生はワンチャンス」とか。

だんだん活字が面白くなって、出会った三冊が自分を変えたかも。

 

その三冊が、、、

・嫌われる勇気

・ニュースのなぜ?は世界史に学べ

・USJを劇的に変えたたった一つの考え方

 

ダイヤモンド社:岸見一郎・古賀史健著:「嫌われる勇気」

アドラー心理学の本ですが、「あなたは怒りたいから怒っている」「課題の分離」「自らの主観によってわたしは他者に貢献できていると思えること」「変えられるものと変えられないものを見極める」など珠玉の言葉が散りばめられていた。

怒るのでは無く納得させる方に舵を切り、自分の課題と他人の課題をごっちゃにせず、自分で自分を褒め、コントロールできるものとできないものを見極めた。

この脳の癖を変えるのが楽しかった^^

 

SB新書:茂木誠著:「ニュースのなぜ?は世界史に学べ」

これは自分がいかに世間知らずか思い知った本。

ベルリンの壁崩壊やソ連崩壊で社会主義国が解体された。

アメリカ型の資本主義がその社会主義国に流入した。

すると平等だった人々に貧富の差が生まれた。

さらに国家でも元々の資本主義国よりも貧しくなっていった。

ねたみが生まれる。

その貧富の差は携帯電話のインターネットによって知ることになる。

北アフリカを中心に反独裁運動アラブの春が起こる。

独裁政権を一度は倒すも、国は混乱、軍によるクーデターや内戦が起こる。

多くのイスラム原理主義の過激派の集団が誕生する。

 

ここでは単に歴史を知るだけでなく、物事には背景があり、それは地形、資源、輸送路、歴史によって左右されるものがほとんど。

貧富の差はねたみを生む。

地形が陸続きなら緩衝帯が欲しい。

輸送路に狭い海峡があれば交通の要衝。

など各国の思惑が現れる。

それと無知な自分を思い知ったので、本格的に世界史も手をつけ始めた頃。

それを日本史と交差させた。

 

 

角川書店:森岡毅著:「USJを劇的に変えたたった一つの考え方」

仕事のバイブルとなった本。

売れるものを作らなければならない。それにはどうするか?の考え方の本。

そのためにどういう目的でこの作業をするか?(目的意識)

5W1Hでいつ、なぜ、何を、どうするなど、何をしたいかハッキリさせた。

もうこれだけでだいぶ学んだ。

 

報連相をすることで助けを求められる。

何をしているか分からない状況を作らない。

自分の作ってるものの理解。

伝えたい時は絵やグラフなど使えるものは何でも使って伝える。

人にノウハウを教えれば、自分がいっぱいいっぱいの時、助けとなる。

人を比較しないっていうか優劣をつけない。向き不向きがある。

など、興味のあることを摂取していった。

 

 

だいぶ世界が広がった三冊。

そこから知識欲が止まらなくなった。

ちょうどその頃、AKB総選挙で熱狂した自分を恥じた。

競争は必要だけど、この総選挙に何の意味があるって。

もっと一人一人やってることを見なきゃって。

今は、かわいいもあるけど、共感できる子を推してる。

いっぱいいるから推しきれん状態だけど・・・(貧乏ですまん)

最近は推すと言うより、自分が癒やされてる・・・(自分が転職して間もないのでいっぱいいっぱい)

たくさん熱いものをgiveされたから、お金が無いけど、お金より価値ある推し方を模索中。

お金が一番いいかもしれないけど、自分の役割じゃ無い。(課題の分離)

 

ま、とにかく今は人を妬んだり、社会を恨んだりしなくなった。

転職して、できなさに卑下しそうになるけど・・・

新人に対する仕事量が多すぎると割り切ってるけど。あまり良い気持ちでは無いが・・・

メンタルは自分で守る。

休み中運動して、セロトニンも増やさないととも思ってる。(運動や栄養の本も読んでる)

 

本に救われて、メンタル回復した人でした^^