*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。
膀胱がん遠隔リンパ節転移 T1N3M1
ステージ4
だけど
今は寛解しています〜



膀胱がんの転移が発覚して
2014年(平成26年)12月に入院治療を始めました。
30回の放射線治療も終わって、
辛かった抗がん剤治療も残すところゲムシタビン(ジェムザール)1回となり
いよいよ退院に向けての準備をしていく時期になりました。
退院に向けて...といっても、まだ職場復帰する自信もなかったし
そもそも家に帰ってからまともに家事とかやれるようになるには、体力的に時間がかかりそう

...
ということで
副作用でやられて中断していた
病院屋上での 極秘トレーニング (笑)
を再開しました。
「よし!歩くぞ
」

という意気込みとは裏腹に
そんなに広くない20畳もあるかないかの屋上なのに、数周歩くだけでヘロヘロ...



3ヶ月入院していただけで
こんなにも筋力が無くなってしまうのか...
と思い知らされました

でも、もしも職場復帰するなら
もう時間がないょ
なんとしてでも、まともに歩けるようにならなくては

思うように力の入らない足をなんとか前に出しながら、休み休み、頑張って歩きました。


相変わらず手の指にも力が入らず
文字を書こうと思っても、とても読めるような文字は書けない...

病室で、持ってきたメモ帳にひらがな、カタカナ、漢字を書きなぐってみたものの
ヒョロヒョロとミミズが這ったような、
文字...というより、ただの線??というものしか
書けなくて(涙)
廃用症候群っていうものを知ってはいたものの、
まさか自分がこんなことになるとは
夢にも思っていませんでした

そういえば
副作用で食べたり飲んだりするのが苦しすぎて
看護師さんに
「栄養点滴で勘弁してほしいです
」

って泣き言をいった時、
看護師さんが
「少しでも口から入れないと、食べることが出来なくなってしまうから頑張って」
と言っていました。
なんとかどうにか頑張って、一口でも二口でも食べられるうちは
栄養点滴の有無にかかわらず食べたり飲んだりを頑張ろう、ということの意味が
今はわかる気がします。
相変わらず、ご飯はほとんど食べられず
アイスクリームとゼリーと
カロリーメイトだけで生きているような状態だったけど、
足にも手にも力が入らず、
階段の昇り降りもままならず
ペットボトルの蓋すら自力で開けられないくらいの体力だったけど、
それでも2月末の退院の日は
もうあとわずかになっていました。