私は、パステルアートという
小さなお子さんからお年を召された方まで
どなたでも自由に楽しんで描くことができる
絵の教室もしていました

膀胱がんの転移が発覚した2014年(平成26年)12月は、活動しているNPOの催しでパステルアートを楽しむ会をしよう、ということになっていたのですが
急遽入院治療することになってしまって、どうしよう
と困っていたところ

NPOの仲間、友だちのAさんが講師のピンチヒッターを買って出てくれました

無事に開催されたことを聞いてホッとしていたところ
戻ってきた画材などの荷物に混じって、手紙と一緒にNPOのみんなが描いてくれたパステルアートが入っていました。
嬉しくて、有り難くて
思わずウルウル...

そうだ、病室へ持って行って
いつでも眺めていられるように飾ろう
さっそく、病院へ帰ってから
ベッドの横の壁に並べて貼っていきました。
そうしたら、
廊下側の薄暗いベッドが
パステルアートを飾っただけで明るくなって
穏やかな空間になりました

看護師さんや、薬剤師さん
緩和ケアチームの人たちも
「ここに来ると癒される〜
」

と笑顔になってくれて、
私もアートを眺めながら、
みんなが応援してくれていることをしみじみと感じて、心が温かくなりました

いつの日か
入院中、外に出られない患者さんたちに
広くて自由な世界を感じてもらえるように
キラキラした穏やかな光を感じてもらえるように
一緒に頑張ってくれている看護師さんや看護助手さん、その他たくさんの人たちに
ほんのちょっとでもホッとしてもらえるように
パステルアートたちを病棟で飾ってもらう活動をしていけたらいいな

そんなことをずっと思っています。