高校で不登校ぎみの息子さんを持つ
友人から、
「進級できなければ転校」と言われた
という話を聞きました。
それを聞いて、
ちょうど1年前の
“焦っていた自分”を思い出しました。
先日のブログにも書いたのですが
20代からの友人(Tちゃん・Mちゃん)と
久しぶりにランチにいったときの話です。
Mちゃんの息子・Kくん。
Kくんは高校を休みがちだそうで
先生から
進級に関わる話を聞いたそうです。
進級できない場合の「選択肢」
Kくんが通っている高校では
出席数が足りないと
進級できないだけでなく
留年もできない。
だから進級できないときは
定時制か通信制高校へ
転校することになるそうです。
驚きました

同じ県立の全日制高校なのに
高校によって
こんなに対応に違いがあるんですね💦
こういう制度の違いって
入学前には
なかなか分からないですよね。
情報として公開されていないことも多く
結局は口コミ頼り…なんでしょうか…
「通信制高校に転校」と聞いたとき、
あの頃の自分も
同じように不安になったことを
思い出しました。
今日は、その“不安の正体”について、
1年前の体験をふまえて
書いてみようと思います。
完全不登校になった長男と、焦る私
1年前、長男(当時高校1年生)は
夏休み前から
完全に学校へ行けなくなっていました。
再登校できるかも…
いや、単位落としすぎて留年…?
いやいや…転校…?
通信制ってどうなの?
本人が決めることなのに
私が焦っていました。
そんな私に
学校からはさらに追い討ちをかける
こんな連絡がきました。
欠席数が30日になりました。
単位制なので進級には影響しませんが
目安としてご報告します。
いやー!!
関係ないならそんな報告いりませーん!!
“単位制だから関係ない” と言われても
プレッシャーでしかない…
プレッシャーだったと思うんです。
でも、当時の私には
全然そんな風に見えなかった。
なーんにも考えず
ただただ
遊んでいるように見えていました

そんなわけないんですけどね。
私の方が焦っているので
分からなかったんです💧
単位制高校と学年制高校の違い
長男の高校は
県立全日制高校(普通科)で単位制。
大学と似た仕組みで
本人が希望しない限り
留年せず進級していきます。
さらに確認したところ、
在籍年数に上限もないとのこと。
じゃあ、
5〜6年かけて卒業でもいいじゃん

と思ったりしたものです。
一方で、「学年制高校」は、
欠席が30日を超えると進級が難しくなり
聞いたところによると
10月ごろにそのラインに差し掛かる生徒が増えるそうです。
親の不安の正体と向き合う方法
当時の私は
長男の高校生活がどうなるのかわからず
不安でした。
●再登校できる?
●単位落としすぎて…留年する?
●それとも転校?通信制高校??!
再登校も留年もまぁ大丈夫。
不安なのは…通信制高校でした。
口では「通信制もいいと思うよ」と
言いながら、
心では「転校してほしくない」と
思っていたんです。
なぜか?
私は通信制高校のことを
何も知らなかったから。
知らない→ 分からない → 不安になる
これはもう当然の流れですよね。
何に不安になっているのかが
具体的になると
あとは
どんどん調べるんです。
通信制高校ってどんな仕組み?
登校頻度は?
学費は?
進学実績は?
今は調べれば
たくさんの情報が出てきます。
ちなみに
長男が今通っている通信制高校は
完全オンライン型
週2日登校型
週5日登校型
大学進学向けコース
…など、コースも多様で、
自分に合ったペースで通えます。
不安になって
不安を子どもに向けたり
ひとりで
悩み苦しむくらいなら
わからないことを調べる
→悩む時間も苦しむ時間も無くなる
不安に感じることが具体的になる
→不安が軽くなる
良いことしかありません。
選択肢があるだけで、親子ともに救われる
苦しいときには「この道しかない」
と思い込んでしまいがち。
でも
実は選択肢はいくつもあるんです。
親が選択肢を持てば心にゆとりがうまれ
そのゆとりは子どもにも伝わります。
それは子どもの安心感につながると
今の私は思います。
焦る気持ち、将来への不安
たくさんありますよね。
でも、きっと大丈夫。
子どもにとって、
親が安心して見守ってくれていることが
何よりの力になります。
そのために私たち親ができるのは、
知らないことを知り、選択肢を持ち、
そして、自分らしい親でいようとすること。
それが、私たちの“親としての道”なのかもしれません。
一緒にゆっくり進んでいきましょうね
