通信制高校2年の長男は
現在、
自由気ままな生活をしています

眠たくなったら寝て
目が覚めたら起きる。
お腹がすいたら好きなものを食べ
行きたいところに行く。
4時間で起きることもあれば
10時間寝ていることもある。
時間の概念はなさそうです。
これを
昼夜逆転というのか?
ショートスリーパーというのか?
わかりませんが、
とりあえず
規則正しい生活はしていません

夏休みの間は、
長男には特に予定もなかったので
困ることはなかったようです。
信じて見守るということ
これはある意味
親としての「見守り実験」です。
私が早く寝なさい!と言えば
長男は少し早く寝ると思います。
でも、それでは、
長男の経験値は上がりません。
自分で決めて
それを経験し
そして何を感じ
どう考えるのか
それが経験となります。
この状態で長男がどうするのか
私は観察していました。
ときどき
いい加減にしたら…

と言いたい気持ちが
むくむくでてきます。
でもここはじっと耐えます。
実験ですからね。
9月になり
長男はときどき学校に行き始めました。
通信制高校の登校型なので
時間も曜日も
縛られることなく
自分のペースで登校しています。
観察していると、長男は、
登校する日はきちんと起きるのです。
そして学校に行って
帰ってくると疲れて早めに寝る。
また好きな時間に起きる。
眠くなったら寝る。
学校に行く時は起きる。
この繰り返しです。
このサイクルでも
本人なりに
うまくバランスを取っているようで
今のところ、大きな問題はなさそう

本人はこの生活スタイルを
とても快適と言っていました

この実験を
なんとか見守ることができたのは
今の私が
長男を信頼できているからです。
1年前なら確実に見守れない

健康への不安や
登校できなくなるかもという不安
常識という枠の縛りから
こんな生活にならないよう
必死で
コントロールしていたでしょうね…
経験を見守れて良かったと思います。
家族としてどうする?
でーもー…
家族としてはイマイチでした。
夜中でもリビングで動き回る長男。
普通の音量でのひとりごと。
うるさい…





昼間ソファでぐっすり眠っている。
邪魔…





これは家族会議です。
他の家族はちょっと困ってる。
この事実は伝えます。
長男は快適なわけですから
行動を変えてくれるかはわかりません。
でも気持ちは伝えておきます。
その先の行動を決めるのは長男です。
子どもの選択は
大人から見れば
危なっかしいことも多く
不安になります。
それは自然なことだと思います。
ですが
大人が経験してきたのと同じように
子どもも経験したいのです。
親が子どもの選択に口を出し
コントロールするということは
子どもの経験を
コントロールするということ。
それはつまり
子どもの人生をコントロールする
ということです。
以前の私は
過剰に心配し
困らないように
辛い思いをしないように
大切に大切に守る。
それを親の愛情だと思っていました。
でも気付いたのです。
それは愛情には違いないのだけれど
子どものためにはなっていない。
私の安心のためにやっていることだと。
子どもの人生は
なるべく早く子どもに返す。
子どもが自信をもって
自分の人生を歩めるよう
子どもの選択を応援する。
それが
親ができることだと思うのです。
あなたのお子さんは
どんな選択をしていますか?
その先には想像もしなかった未来が
見えるかもしれません。