前回は2年前、
高校受験を控えた不登校の長男
が

全く勉強をしないのに
志望校だけはしっかりあって
私はもやもや
していた。

私が"分かってもらえない"という
思い込みを強くもっていたので
何度、話を聞いても
長男の気持ちを理解できなかった。
今回は、そんな私の
心の背景についてお話しします。
前回のブログはこちら
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私の学生時代を振り返ってみます。
できる自分=価値ある自分
私はそれなりに優等生でした。
勉強も運動も
だいたい何でも人よりうまくできました。
当たり前のように塾に行き、
当たり前のように
テスト勉強をしていました。
だけど私は、
勉強が好きだったわけではありません。
では、なぜ、
勉強していたのでしょうか?
答えは………怖かったからです。
●成績が下がることも
●人よりできない自分になることも
●受験で不合格になることも
不安で怖かった。
周りからどんな目で見られるのか…
それが怖かったんです。
友達から
先生から
家族から
近所の人や親戚まで
ダメだったんだね~
(所詮その程度だったんだね)
そんな風に思われるかも…
もしかしたら笑われるかも…
バカにされるかも…
そう思うと
勉強せずにはいられなかったんです。
当時は無意識でしたけどね…
できる自分でいないと
自分の価値はなくなってしまう
それくらいの恐怖を感じていました。
できる自分の鎧を着こんだ私は
鎧を脱いだ
そのままの自分をさらす恐怖を
ずっと抱えていたんです。
だから、
勉強しないなんてことは
当時の私のにはできませんでした。
自分がどうしてもその高校に
行きたかったわけじゃない。
両親が
いつの間にか決めていたレールの上に
その高校があっただけ。
でも
自分がそのレールから外れることは
親から呆れられ、
見捨てられるかもしれない…
そう感じる怖さがあったと思います。
長男への不安の投影
長男は小学生の頃から
(五月雨登校になっても)
周囲から賢いと思われていました。
凸の部分が目立つんだと思います
私は長男の受験に
学生の頃の自分を投影していました。
このまま長男が勉強せず
受験で不合格になってしまったら…
やっぱりダメだったんだ~
所詮その程度だったんだね
って、
長男がダメな子扱いされるかもしれない…
みんなから
バカにされるかもしれない…
これは境界線が無く、
長男に起こることを
まるで自分のことのように受けとる
私にとっては
耐え難いものでした。
さらに言うと、
私が、私の母から、
"ダメ母"認定されるかもしれない
そんな恐怖も感じていました。
無意識の妄想で、です…
実際の母がそんなことを思っているわけではないんです。
だから私は
自分の不安を解消してほしくて
長男に
「勉強した方がいいんじゃないの??」
と、何度も何度も言っていたのでした…
長男の言葉を受け取れた
その後、
"分かってもらえない"がゆるんだ私は、
長男の気持ちが
徐々に分かるようになっていきました。
長男が勉強せず遊んでいられたのは
単純に
「大丈夫と思っていたから
」

それと
「もし落ちてもそのとき考えればいいから」
でした💦
長男はずっとそう言っていたんです。
でも私が
受け取ろうとしなかったんですね…

そして
本当に大丈夫だったんです。
合格したんです。
私がひとりで勝手に不安になって
ジタバタしていただけの
ひとり妄想劇でした。
↑↑
当時の私は本気でいつもこんな感じでした…
不安はそれほどまでに
物事を見えなくするんです…
私の不安からの言動は、
長男のエネルギーを奪っていました。
今思えば、受験に限らず
長男が幼い頃からずっとそうでした。
これって
本当に悲しいことだなと思うのです。
だって愛は溢れているんですから。
それでも
不安からの愛情は
子どものエネルギーを奪ってしまう。
私はエネルギーを奪いたいわけじゃない。
愛はまっすぐプラスで伝えたい。
エネルギーを与える愛がいい。
だから
子どもを信頼して応援する。
これがプラスの愛なんですよね。
●子どもは大丈夫。
●自分の機嫌は自分でとる。
これが大切なことだと
私は学びました。
この私の経験と学びが、
ほんの少しでも誰かの心を軽くする
きっかけになったらいいなと思います
