療養中、日本で卵巣嚢腫の治療やラパロを受けた人たちのブログやウェブサイトをたくさん読みました。
わかったのは、アメリカよりかなり丁寧で綿密だということ。
腫瘍マーカー検査ってなに?
血液検査で卵巣癌が見つけられる時代なら、なぜアメリカでもそっちを先にやってくれないの?
母方の祖母が卵巣癌を患ったから心配だとさえ言ったのに・・・
尿検査はしたけど、あれは膀胱炎の疑いをはらすためだったし(もちろん専門医コーペイ$40、プラス検査料追加)。
自分から検査してほしいと言い出したら、保険適応外になってしまうかもしれない、アメリカの健康保険事情は油断もスキもあったもんじゃねぇんでございますから。
保険で100%カバーの年1回の健康診断も、余計なこと言うと診察扱いでコーペイ発生するし。
以前、雑談のつもりで「ストレスが〜」とか話したら、あとから主治医コーペイ$20の請求来た私が言うんだから本当ですよ。
それ以来、何を聞かれてもEverything is good! Doing great!で終わらせてます。←健康診断の意味
本当に気になることがあるなら、あとから予約入れればいい。健診のときに相談したってどうせ「じゃ受付で予約入れてください」になって支払い増えるだけだし。
日本の会社員時代の健康診断は、半日かけて心電図・血液検査・尿検査・X線と盛り沢山だったけど、アメリカの健康診断は、聴診器ピタピタ、お口開けて〜で終了。ただの生存確認じゃねえか。
あーバカバカ、私のバカ、日本と比べちゃいけないとわかっているのに!
アメリカも、日本以外と比べれば素晴らしい国なのに!夫が日本語話せれば日本移住してたけど。
話は血液検査に戻って・・・
ざっと調べてみたら、保険にもよるが、通常カバーされる血液検査は医師から必要と診断されたもののみ、予防ケアとしての血液検査はカバーされないことが多い(ただし命にかかわるものは別)、らしい。
じゃあやっぱり頼めない、何百ドルも何千ドルも請求されたら怖い。
あとね〜、日本では術後に尿が出るまで確認してるみたい。てかラパロでも入院してるっぽい?
(だから比べるなっつの)
私はもちろん日帰りで、翌日電話で「おしっこ出た?発熱ない?」と確認されただけです。
来週、術後検診の予約が入ってます。
行かないわけにはいかないけど、本心は、アプリに書いてあることを口頭で説明されるだけならキャンセルしたいな〜、だってエコーもしてくれないのにコーペイ$40でしょブー
アメリカは、医療研究は進んでるかもしれないけど、その恩恵を一般市民が受けられるかどうかはまったく別の話です。
ふん、世界一高い医療費で、一般市民が研究費を出してるんだろうさ。
HAQ(Healthcare Access and Quality Indexー死ななくてもいい病気で死ぬ人の割合や料金で割り出しているらしい)では、アメリカは先進国の中ではかな〜り下の方って何なの?
ちなみに上位は北欧や欧州各国、日本、シンガポール、オーストラリア(コアラがいるほう)が入っています。
これだけの先進国なのに、アメリカ人の平均寿命が世界で47位ってのも、おかしい。
良い医者なら、まず予防なんじゃないですか。
次に病気の治療、最後に症状の緩和なんじゃないですか。
どこか痛いと言っても痛み止めを処方するだけ。
言うこと聞いてたら薬漬けになる。
小さな島国・日本ではヤブ医者扱いが、大国・アメリカではデフォっておかしいでしょ。
夫には、日本で人間ドックをやってみたいことを伝えました。
自己負担で20万円ぐらいだよね、それで健康が買えるなら安いもんだ、と調べたら、日帰りで3〜7万、一泊二日でも4〜10万前後だって!
もう半泣きになっちゃって、
「もし悪いとこ見つかったら日本で治療するから。アメリカ戻って来ないから。甲状腺の薬だって、日本の高校時代の友人のお母さんはしばらく飲んで治ってやめられたのに、私は大した検査も受けずにもう20年も飲み続けている。だから血圧の薬も怖くて飲めないんだ。おなかも、手術したって原因がわからなかった。でも私はどうせもうすぐ脳梗塞で死ぬんだ。私は世界一長生きできるはずの日本人なのに、アメリカにいたら天寿を全うできないんだっ、ゲボゲボ!」←手術中、気管チューブ入れられていたので喉に不快感あり
と、メチャクチャなことを夫に言ってしまいました。
夫は悲しそうな顔をしたままヨーロッパへ旅立ちました(出張)。
せっかく手術したのに具合悪くなるので、オススメに上がってくる婦人病のブログはしばらく読まないことにしようと思います。