山田製薬株式会社 ansage アンサージュ アーティオイルクレンジング | blues stripes

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第2広報室 から商品提供いただき、山田製薬株式会社さんから発売されている ansage(アンサージュ)の アーティオイルクレンジング をモニターさせていただきました。



ansage(アンサージュ)

アーティオイルクレンジング

容量:150mL

通常価格:2,800 円(税抜)


公式サイト


以下、公式の商品説明より引用抜粋


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毛穴の奥から汚れを落とし、美的毛穴へ。

ぬれた手でも使えるオイルクレンジング。

オイルクレンジングならではのメーク落ちの良さをもちながら、つっぱらずにしっとり洗いあげるオイルクレンジング。

ホホバオイルや植物由来のスクワランを配合することで、オイル独特の重さを感じさせずにメーク汚れをしっかり落とします。


毛穴エイジングの根本原因は、NF-κB(エヌエフカッパービー)というタンパク質の過剰増殖でした。

アーチチョーク葉エキスの主成分「シナロピクリン」がこのメカニズムに挑みます。

アンサージュは、全ての商品にアーチチョーク葉エキスを贅沢に配合しています。


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引用終わり


全成分はこんな感じ。



出典:ansage.jp/store/item01


主成分のエチルヘキサン酸セチルは、保湿効果が高くて肌触りのサラッとした安価で安定性の高い合成油。

一般的なクレンジングオイルの主成分としては、炭化水素系油よりマシという意味で悪くないけど、特別良くもない、普通って感じですかね。

お高めのクレンジングオイルだと主成分は大体植物系油脂ですし。


トリイソステアリン酸PEG-20グリセリルは、非イオン界面活性剤。

界面活性剤には大別すると2種類あって、イオン化するものとしないものがあり、肌にとっての悪者みたいな扱いをされるのは専ら前者のイオン化する方です。

こちらは後者のイオン化しない方の界面活性剤なので肌刺激はほぼほぼありません。


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普段、クレンジングは極力皮脂を落とし過ぎないようにするべく洗浄力と脱脂力の穏やかなミルク派なのですが、人生にはお化粧だけ落として即寝たい日なんかもあるので、オイルクレンジングや拭き取りクレンジングなんかも常備していてその日の体調や眠気の強さなどによって使い分けています。


あまり常用しないオイルクレンジングのモニターをしようと思ったのは、アンサージュが毛穴ケアを専門に掲げている他にあまり類を見ないブランドで、そこが出しているクレンジングがどんなもんなのか使ってみたかったからでした。


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アンサージュの基幹成分は、アーティチョークの葉から抽出されるシナロピクリン


シナロピクリンには、非常に強いメラニン生成抑制作用、つまり抗・光老化作用があるそうです。


もうちょっと具体的に言うと、紫外線が当たった皮膚の内部ではNF-kB という遺伝子が異常増殖し、これがシミやシワなどの原因になってるらしいのですが、シナロピクリンは NF-kB の増殖そのものを抑える作用があるとのこと。



出典:ansage.jp/store/cynaropicrin


また NF-kB は真皮のコラーゲンを分解してしまうので、肌の弾力低下の要因にもなるそうで。


肌がたるむと毛穴も下方向に伸びて大きな楕円形になるんですよね。

涙型毛穴とか呼びますよね、本当に涙だよ!!)

そしてそこに影が出来たり皮脂が詰まったりして、黒ずんで見えて、なんだか肌がくすんで見えてしまうという悲しい結果を生む…。


つまるところ、アーティチョーク葉エキス=シナロピクリンでの毛穴ケアというのは、拡がってしまった毛穴を閉じると言うより NF-kB の増殖を抑える事でそれ以上の肌にたるみ=毛穴の拡がりをストップしよう!っていう感じなのかな?と解釈しました。


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以下、実際に一週間ほど使ってみた感想。


テクスチャはちょこっととろみはあるけどシャバシャバ系。

2プッシュで普通に顔全体洗える感じ。

私は首やデコルテまで日焼け止め塗るので、もう1プッシュ使います。


クレンジング力は良好でかなり高いと思います。

夏用のウォータープルーフのファンデーションや日焼け止め、マスカラやアイライナーなんかも問題なく落ちるレベル。


アイメイクだけはいくら眠かろうと保湿的な意味で(目周りの皮膚は極薄ですからね)なるべくポイントメイクアップリムーバー使った方が良いのは解ってますけど、それでも人生には究極疲れてる日はありますし、折角クレンジングにオイルを使うからにはやはり一本で全部落ちる洗浄力が欲しいところ。


クレンジング力が強い割には脱脂力はマイルドな部類だと思いました。


初回こそ肌がちょっと突っ張るかも?って思ったんですけど、1週間ほど使ってみても乾燥で肌がボロボロになるとかはなかったので。

(乾燥肌なので洗浄力の強すぎるものを使うとすぐに皮剥けとかが始まる。)

配合してあるらしい保湿成分がちゃんと仕事をしてくれているらしき感じはありました。

まあ時期的な要因もあるかと思います、真冬ならまた感じ方が違うと思うし。


普段使っているミルクタイプのものと比較するとそりゃ脱脂力は強いと思いましたが、クレンジング力(洗浄力)と脱脂力はほぼ正比例なところがあるので、そこは特に不満要素はないです。

オイルを使う主目的は素早くメイクを落として1分1秒でも早く寝る為ですからね。

保湿を最重視してるならそもそもオイルなんて使わないし。


クレンジング然り、シャンプー然り、洗浄料ってその会社の技術力やブランド哲学がよく判ると思うんですよね。

洗浄力と脱脂力のバランスって作る側としても頭を悩ませる難しい問題だと思うので。


個人的にはオイルクレンジングのくせに保湿効果を重視し過ぎて落ちが悪いものとかは中途半端すぎて許せないと思う派ですけど笑。


毛穴についてはどうなんでしょうね。

当たり前ですけど1週間程度で開いた毛穴がぴったり閉じるなんて事はないので。

ただ乾燥で逆に毛穴が目立つようになった、とか、化粧が落ち切ってなくて毛穴が詰まって白ニキビが増えた、とか、そういうトラブルはなかったです。


ラベンダー油が配合されているおかげか、ハーバルな良い匂いがします。

良い匂いがする洗浄料っていうのは疲れてる日でもお風呂に入るモチベーションになるので、かなり高評価ポイントでした。


でも欲を言うともう少しラベンダー油なり香料の役割を担う植物油の配合量を増やして欲しいかな。

ラベンダーの配合量が多分ちょっと少ないのか、他の原材料臭が打ち消しきれてなくて、良い匂いで癒される〜って思って深呼吸すると鼻腔に雑味が混ざって「ん?」ってなったので。

そこが個人的はものすごく惜しい!!と感じました。


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総評としては、私はこれかなり気に入りました。


平坦なテンションでレビューを書いて来ましたが、これを使ってると肌コンディションがすごい良かったんですよね。


まあたまたま肌の調子が良い時期と噛み合った可能性も無きにしもですし、細かい不満が全くないわけじゃないんですけど、お値段は常備しているオイルクレンジングの半額ほどなので、それでこれなら全然良いなあと。


特に洗った後の肌の透明感とかがかなり素敵な感じだったし、とても好きでした。


成分的にはもう少し早く夏に出会いたかったですよね。

まあ9月はまだまだ紫外線が強い時期ですけど。

シナロピクリンで日焼け止めを超えてきたメラニンをやっつけたかった…!!