レ・メルヴェイユーズ ラデュレ 貝殻コンパクトとパウダーファンデーション#10 | blues stripes

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ねこを三匹飼っています。

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9月7日に新発売になった、Les Merveilleuses LADURÉE(レ・メルヴェイユーズ ラデュレ)の新しいパウダーファンデーションと、限定のリミテッドエディションパウダーケースを買いました。


レ・メルヴェイユーズ ラデュレ 公式サイト



貝殻モチーフの限定ケースは発売前からいろんな媒体で紹介されてかなり話題になっていたので、めちゃくちゃ人気あったみたいですね。


私も都内の店舗じゃ予約出来なくて、地方店舗にも電話して聞いて回り、幸い中部の某百貨店で無事予約が出来たので代引きで送って貰いました。

(この時電話を受けてくださったラデュレの販売員さん、きっと朝から電話も鳴りっぱなしで猛烈に忙しかっただろうにものすごーく丁寧に接客してくださって感激してしまった…!!)


なお予想外の人気を受けて追加生産が決定。

23日から追加分の販売がある模様です。




化粧品の限定商品ってメルカリとかで高額転売されがちだから、サクッと増産決定してくれたアルビオン(ラデュレ)さんって消費者のことを考えてくれていて素敵すぎるな?と思いました。

前述しましたように電話応対してくださった販売員さんもとびきり親切だったし、なんだかもう良い印象しかない。


貝殻ケースの中身は、パウダーファンデーションとプレストパウダーのどちらかが選べるとのこと。

迷ったんですけど販売員さんから「前者を選ぶと下地とチークのミニサイズが付いたキットに出来てお得です!」と言われたので、薦められるままにパウダーファンデーションを買いました。


新作のパウダーファンデーションにはブルーパールが入っているって聞いていたので、どんなものか興味があったんですよね。


色は10番、3色展開の1番明るい色です。



リミテッド エディション パウダー ケース

5,500円(税抜) パフ・専用袋付き


パウダー ファンデーション

レフィル 2,500円(税抜)

色数 3色 / 容量 4g SPF30/PA++


以下公式の商品説明から引用抜粋。


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さらりと寄り添って。蒼白く無垢な表情。

メルヴェイユーズが実在した18世紀後半、肌の白さは高貴な身分を示し、か弱いこと、繊細なことが上品とされていました。

それは現代の女性たちにも受け継がれ、誰もが憧れる理想の肌といえば“白く澄み切った肌”。

新パウダーファンデーションは、繊細なヴェインブルー(ブルーパール)と、青白さがあり紫外線カット効果のあるUVパウダーを絶妙なバランスで配合。

赤味、黄味を整え、“頬化粧”を引き立てる、透き通るような白い肌を演出します。


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引用終わり。


ちょうど 8,000円(税込)の購入だったのでノベルティのポットホルダーとオーブンミトンも頂きました。



ショッパーも可愛い。


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以下、実際に使ってみた使用感のざっくりレポ。


先ず色について。


ラデュレのパウダーファンデーション#10 は、蒼白いかどうかはさておきドメブラのファンデーションにしては黄色が少ない色みだと思います。


外資のアンダートーンがピンクのファンデーション( HOURGLASS / Vanish Seamless Finish Foundation Stick #CREAM )と比較しても全然黄色さがない。



↑↑


がっつり色みが出るように指でグリグリ取って何往復も塗ったんだけど、肌と同化し過ぎて全然見えなかったので笑、塗ってるゾーンに文字を入れてみた。


↓↓



パンに入ってる状態の見た目と、実際に肌に伸ばした時の色が結構違うと思う。

見た目はなんか普通のオークルに見えるんだけど、塗るとエッ?!てなるくらい彩度が低くてとても良い色だと思った。


この彩度の低さは結構レアなんじゃないのかな。

明るめ肌向けのファンデーションって、わりと彩度が高いものが多くないです?

BOBBI とか NARS とか、上の比較で塗ってる HOURGLASS なんかもそうなんですけど、わりと全部彩度が高い気がする。


彩度が高いとアンダートーンが強く主張するので、肌色によっては悪目立ちする場合があるんですよね。


私なんかは皮下の赤みが強く透けた肌色をしているので基本的にはピンク系のファンデーションの方が馴染むんですけど、彩度の高いピンク系を使うと赤みが更に助長されて酒でも飲んだかのような火照った肌色になっちゃったりするんです。

彩度に加えて明度も高いとピンクの豚🐷みたいな肌色になったりも笑。


なので、私の肌色だとちょっとイエロー、欲を言えばグリーンが入っていると赤みが適度に抑えられて顔色がスッキリするんですけど、高明度のアンダートーンがニュートラル or オリーブトーンのファンデーションってなかなかないんですよね。


話が逸れたな。


ラデュレのパウダーファンデーション#10 は彩度が低いからアンダートーンが悪さをする心配がないと思うんです。

ピンクでもイエローでもないからどんな肌色の人でも使いやすいんじゃないのかな。

そういう意味で貴重で良い色だと思いました。


参考までに私の他社のファンデーションカラーも書いておきます。


・CHICCA ソリッドFD ニュートラルベージュ00

・NARS ウェイトレスFD 6431 SIBERIA

・NARS ナチュラルラディアント 6600 OSLO

・BOBBI BROWN セラムFD 0.5 ウォームポーセリン

・MUFE ウルトラHDFD Y215 イエローアラバスター


PLAYLIST以外の資生堂は全部黄色くて使えない、そんな肌色の人にとっては良い色だと思います。

資生堂っていうかクレドポーのFDの色みを刷新して欲しい…。


明度的には、朝塗るファンデーションとしては丁度良い色なんだけど、午後のお化粧直しの時はくすんで来た顔色にパアッと明るさが戻るようなハイライト的なものを使いたいタイプなので、もうちょい明るい色展開もあったら選ぶ楽しさがあって良かったのになーと思った。

この少ない色展開は残念ポイントですよね。


※ 追記 

何日か使ってみて気付いたんですけど、朝他社のリキッドファンデーション等を使った肌に夕方のお化粧直しでこれを重ね塗りすると肌色がめちゃくちゃ暗い色になるんだけど、朝からずっとラデュレのみにしておくとお直しで塗り直しても丁度いい明るさで、「自分の肌色綺麗だな?」って思いながら快適に過ごせたから、…一体どういう理屈でそういう差異が生じるのかはよくわかんないけど、他社のファンデーションと混ぜない方がいいのかもしれない?

なんだろう、色が濁って喧嘩するのかな?


それを踏まえると、ベースメイクは手持ちのリキッドファンデーションで作って貝殻コンパクトは持ち歩きのお化粧直しで使いたい、みたいな用途だと、プレストパウダーを選んだ方が何も考えずに使えて良いのかも?


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仕上がりと使用感について。


しっとりした粉体。

時間経過で皮脂と馴染んで上品な艶が出てくる感じ。

パウダーだけど乾燥もあんまりしない(と思う)。


ブルーパールのUVパウダーと混ぜてるせいなのかな?(あんまりそれとは判らないけど)前述したようにかなり彩度が低くて、塗ると肌の赤みも黄みも抑えられて、白っぽい、涼しげな肌に仕上がる。


ブルーパールは普通に塗ってる分には判らない。

特に青い光沢が出る!とかいう感じでもないし。


SNSで「薄づきで塗ってるか塗ってないかわからない」みたいな感想を書いてる人を見たけど、確かに!って思う所はある。

彩度が低いせいもあるのかな、なんかあんまり塗った感が出ない。

でも塗るとちゃんと毛穴とかフォーカスされてるし、一般的なルース・プレストパウダーよりはカバー力あると思う。


それでもまあ一般的なパウダーファンデーションとしてはカバー力が弱い方なのかなと思うので(良く言えば素肌感を損なわず今っぽい質感)、色付きとかの補正力のある下地と一緒に使った方が相性は良さそうな気はする。


私はとりあえずキットに付いて来た下地(モイスチャライジングなんちゃらのミニサイズ、乳白色でワントーンアップする系)とセットで使ってみてるんですけど、まあ同じブランドなだけあって相性はいいと思う。


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ツール的には大きめのパウダーブラシで肌を磨くように塗ると綺麗だと思います。



なんかこういう大きくて太い毛足のタップリした筆ね。


というか、パウダーファンデーションをスポンジで塗ると肌艶が消え過ぎてなんだか古臭い肌になってしまうと思うのであまり良くない気がする。

こういう大きめのパウダーブラシでザカザカ塗ると、肌艶も透明感も損なわない綺麗な陶器系肌に仕上がると思う。


カバー力が足りない人は部分的にコンシーラーを足す感じで。


付属のペナペナのパフは、一見ゴミっぽいけど最近はひと昔前と違って付属ツールが意外と実用レベルに優秀なブランドも増えてるし(例えばシャネル、レベージュについてる扇筆とか、ヴィタルミエールドゥスールについてる平筆とかはオマケのクオリティを軽く超えてて最高だし)わざわざこうやって付けてるって事は敢えてこれを使うとめちゃくちゃ綺麗に塗れるのかも?!…とか思って使ってみたんですけど、全然そんなことはなかった。


端的に言うと肌の油分や水分を片っ端から吸い取ってしまうので、パウダーファンデーションを塗る用途としては完全に向いてない・非常によろしくないパフだと思いました。


私は基本的に手持ちの化粧筆で化粧するタイプなのでこのパフがGMでも別に全然困らないんですけど、一般的にはたぶん付属のツールを使ってお化粧してみる人の方が多いと思うので、もうちょっと改良した方がいいんじゃないかなー的なことを思いました。(上からですみません。)


このパフで塗ったら「もうラデュレのパウダーファンデーションは買うの止めよう…」って思う人が結構いるんじゃないのかな?と思ってしまった。

商品自体は色がとても良いし良く出来てると思うから、このパフのせいで過小評価されたらなんか勿体ないかなって。


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こちらの貝殻モチーフのファンデーションケースは現物を見て触った人が異口同音で「想像よりも小さくて重い」的なことを言ってると思います。


まあ重いと言っても何キロもあるわけではないので「重すぎて持ち上がらない!」とか「翌日腕が筋肉痛に!」ってほどではないし、無論「鞄が異常に重くなるので持ち歩くには厳しい」などと感じるような重量ではないです。

(重い化粧品というと pat mcgrath の Mothership の洗礼を受けているので麻痺してる部分もあるかもしれませんが笑。)


小ささ伝わるかな?と思っていろんなものと並べて大きさ比較。



縦幅はTFのミニリップと同じくらい。

こうやって見るとそこまで小さくなくない?とも思う。


というかちょうどいい掌サイズじゃないです?


個人的にはこのデザインで大きいとなんかクドい気がするので、これくらいちっこいのが可愛いと思いました。


鉄製+24k鍍金という材質から来るズシリとした重さについても、このデザインで材質が軽いプラスティック製だったら途端にちゃっちいオモチャみたいな安っぽさが爆発すると思うので、これはこれで良かったんじゃないかなと思います。


エスティのメタルコンパクトや練り香水ほどではないですが、鉄製にすることでアンティーク製品っぽい雰囲気が出て、大人が持っていてもおかしくない高級感がちゃんと在る。


そういう意味ではラデュレの通常のカメオモチーフのケースなんかもプラスティックじゃなくてちゃんと大理石や瑪瑙で作ったら美しくて素敵だろうなー。

持ち歩きの利便性や価格適正や量産性なんかを考えたら材質がプラになるのはしょうがないと理解も納得もするんですけど、カメオのモチーフの良さを材質が殺している気がブランドが出来た当初からしていたので。


それを踏まえると、今回の貝殻ケースは限定生産ということで持ち歩きの利便性や価格適正をギリギリまで無視し、高級感を追求して作ったんだろうな?と思いますね。


5,500円っていう一般的な化粧品のケースにしては高額のお値段も、かなりギリギリの所を攻めた感じがしますし。

エスティのメタルコンパクト並みのお値段になると買おうと思う人少ないでしょうからね笑。


製作サイドの方々は値段が高くなりすぎないようにしつつも高級感が損なわれないようにそこのバランスに腐心したんじゃないのかな?!って妄想したら、この貝殻コンパクトがもっと愛しくなって大切に使おう!という気分になりました。


というか、ラデュレはこれを機に(?)エスティローダーの練り香水とメタルコンパクト的な路線に突き進めば良いのに、と思いました。

可愛いものを作れば多少高くても売れると思うし。

というか貝殻ケース飛ぶように売れてますしね。


ヨーロッパのアンティークショップに並んでいそうな、ちょっとお高いコスメコンパクトをシリーズ化して欲しい…!!