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ちょこボラ!しよう

「ちょこボラ」とは、「ちょこっとボランティアする」こと。今すぐ簡単にはじめられる「ちょこボラ」の数々を紹介します。

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犬となかよく暮らす本、もうすぐ刊行されます。
保健所やブリーダーさんから犬を求める方法なども載ってます!


来月7/7、北海道洞爺湖でサミットが開催されますね。

サミットといえば、先進国首脳が集まって、作り笑いに表面的な握手?パンチ!

今年はわが国が議長国ということで、地球温暖化問題解決に向けて腕の見せ所…というわけらしいですが、CO2排出量、わが国は少しも減っていないようで、そんな状態でCO2削減を叫んでも、果たして説得力があるのやら? イマイチ、心配ガーン

なんて、なにもしないでケチばかりつけていても建設的と思えないので、サミットに物申せる具体的なアクション=「100万人のたんざくアクション」をご紹介します。

これ、G8サミットNGOフォーラムが呼びかけている、首相に向けたメッセージをたんざくに書いて渡そう!という活動。たんざくアクションのウェブにアクセスして、活動の趣旨に賛同したうえで、自分なりのメッセージを書いて送信。首相がこれを読んでくださるかどうかはわからないけれど、な~んにもしないでいるよりは、ずっとずっと、前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。晴れ

興味のある方は、
http://www.g8ngoforum.org/


6/30まで受け付けているそうですヨ♪
たんざく
ましこ

ゴールデンウイーク、益子陶器市にいってきました。地下鉄少々曇りぎみでしたが、時折お日様が顔を出す汗ばむ陽気。

この日はけっこうな人出で、駅前は陶器市に向かう人たちで大にぎわい。掘り出し物の目玉は、テントが並ぶ「大陶器市」かなと思っていましたが、市に向かう道中、街中のメイン通りに並ぶお店のほうが、むしろ掘り出し物と呼ぶにふさわしい焼き物がたくさんありました。

まずは、駅から市に向かう道の途中。古そうなお店に立ち寄って、じろじろわくわく物色開始。目
三千円、五千円、八千円などの商品に混じって、二百円の値札のついたご飯茶碗を発見。「え!?同じようなレベルと思しき品物なのに、なぜ?」と思って商品をよく見ると、内側に5ミリほどの小さな傷。ははーなるほど、この傷のせいでゼロひとつちがうのかな。お店の人に確認すると、たしかに値段は二百円とのこと。よっしゃ、ゲット。ドンッ

市に向かうほどに、店が増えてくる。メインストリートに入ると、かなりの人ごみ(わくわく)。とある有名店らしき店の奥に入ると、店奥がそのまま民家に通じていて、縁側のある中庭が出現し「縁側蔵出し市」の張り紙。花瓶、壺、お椀、急須。そこには、高価な作家もののB級らしい商品が、無造作に並べられている。う~ん、なんか、お宝隠れてそうな気が…。
「こんなんじゃ、やっぱり買う気しないよなあ」
品物を物色する男性客の声。うん?買う気がしない?どれのこと?…と思ってのぞくと、直径20センチほどの半球型の深皿。内側に個性的な文様がほどこされた、渋くてすてきな作品だが、淵に目立つ欠けがある。お値段は1000円也。よっしゃ、私買っちゃうよ~。土ものっぽい手触りも、内側の文様も、欠けも気に入った。料理をもるよりも、植物のプランターなんかにいいかも。にひひ

といった具合に1日益子市をめぐりましたが、これほどの品数がありながら、「コレだ!」という一品に出会うのはなかなかむずかしいことを実感。内心は、若手作家の作品をねらっていたのですが、イマイチ運命の出会いはなかった。残念。しぶいもの、かわいいもの、個性的なもの、いろいろなものがありましたが、実用に結びつけるとなると、意外にこれというものがないのですよね。益子焼は「用の美」といわれ、実用的なものが多いといわれているようですが、見てよし使ってよしの作品を作り出すのは、至難の業なのかもしれないですね。

ともあれ陶器市、本当に楽しかった。ぜひまた行きたい。
夏休みには思い切って、九州・有田か、沖縄の壺屋焼を訪ねたいと思います~☆ペンギン
雑誌『GOETHE』(幻冬舎刊)に、フェアトレードの記事を寄稿いたしました!本
男性向けビジネス誌でフェアトレードを扱うのは、じつはちょっとめずらしいこと。フェアトレードを広めようとしたり研究したりしている男性は少なくないけれど、実際に利用している層の多数は女性。
男性についていえば、フェアトレードコーヒーを飲んでいる…
くらいがいいところなのではないでしょうか。コーヒー

でも、本当は男性がフェアトレードにもっと興味をもってくれればいいのに、と思う。
記事の依頼をくださった女性編集者は「ビジネスマンたるもの、フェアトレードについて知っておくべし」という趣旨を提案していましたが、まさにまったくその通り。
ITにくわしいとか、英会話が得意だとか、そういうこともだいじなのかもしれないけれど、世界の貿易事情についてもちょっぴり知っていて、機会があればフェアトレードを利用する…なんてビジネスマンがいたら、「かっちょええ~」と思ってしまうぞな。ラブラブ!

ところで、今回男性ビジネス雑誌の担当者が女性だったということにもちょっと驚き。でも、女性の目線で提案しているからか、雑誌全体が新鮮で質実剛健。「かっこばっかりつけてる」という印象がほとんどない…ような気がしました。また、エコや福祉に焦点をあてた記事が少なくなく、とても勉強になりました。男性誌としてくくるのが惜しいかも。
4月号の表紙=ジュード・ロウはぐぐっと濃いめ。書店で見かけましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね!桜


不肖・私めがセレクトさせていただいたグッズも掲載されてます♪
ゲーテ

消防署


寒い寒~い日が続きますね。。。
ウチで仕事する私は、当然のことながら朝から晩までエアコンつけっぱなし。二階の仕事場はもちろん、一階のリビングも終日つけっぱなしだもんだから、電気代がすごいのなんの…。でも、寒いのガマンしていると風邪ひいちゃうし、気持ちも荒むし…。必要経費だよね…。あせる

もしかすると、石油ストーブのほうがおトクなのかな。石油買うのが面倒くさくてエアコンにしてるけれど、来年の冬はストーブにしようかな(「アラジン」とかならカワイイし)。それに、ウチのエアコンは、どういうわけか寒くなるほど室外機の調子が悪くなるんですよね。寒い寒い日にかぎって、「プシュ~」とかいって、止まっちゃうのですよ。機械相手に思わず「お願いしますよ~」とつぶやいてしまった。石油ストーブなら、そういう心配は皆無だもんね。ひらめき電球

でも、エアコンを使い出して以来、石油ストーブって「危なくない?」と思うようになってしまいました。子どものころは石油ストーブ使ってたのにね。別に、危ない思いをしたことなんて全然なかったんだけど、エアコンに比べると危ない感が強い。やっぱり、「火」を直接見るからかな? 火→火事と連想してしまうのだろうか。メラメラ

というわけで、今日は来(きた)る三月の「火災予防週間」に向けて、地元の消防署を取材。火事を起こさない身近な注意点や、出火を見かけたらどうすればいいのか(初期消火)など、意外に知らない消防のお話をうかがってきました。詳細は、今月28日にアップされる「ヤフー!ボランティア/プチボラしよう」をぜひごらんください。音譜


笠間

年末から、突然忙しくなってしまいました。
ちょっとややこしい事情のお仕事を受けて、先月は久しぶりに「仕事漬け」。顔も洗わず、起きるやいなや仕事、食事するとすぐに仕事、睡眠削って仕事、というのがつづきましたが、ここにきてようやく一段落。

ところで、写真右側のレンガ色の器は、昨年11月母子三人で訪れた茨城県笠間の陶器市で買ったもので、私と同い年くらい?とおぼしき女性作家さんの作品。一目惚れしてじっと見ていたところ、「安くしますよ」との作家さんのひとことをきっかけに購入。スープ皿にしたり煮物を入れたり、デイリーに大活躍しています。

今年は、ライフワークとして、全国の陶芸を取材してみようかなーと思ってたりして。
じつをいうと、私は大の陶芸好き。といっても、自分で作陶を…とかいうのではないです。気に入ったお皿をちょこちょこ買うのが好きというだけなのですが、いろいろ見ているうちに、種類とか産地とか歴史とか、陶芸にまつわるいろいろなことを知ってみたいなという気になりました。
効率優先の大量生産になって以来、日本の伝統工芸も衰退の一途をたどっているとのこと。好きなお皿めぐりが、伝統文化を守ることにぽちっとでも結びつけば、単なる道楽で終わるよりいいのかなーと思い、まずは関東近県から足を運んでみようかなーと思っています。

笠間は、その第一歩。同じ日に益子市もあったので、笠間、益子など身近なところから調べてみようかなと思います。砥部とか有田とか、織部とか信楽とか、いろいろあるんですよねー。目で見てさわって、日常使いで楽しめるいろいろな焼き物を探してみたいなー。


いらなくなった入れ歯で世界を救う活動を展開する「日本入れ歯リサイクル協会」さんにおじゃましてきました!
http://ireba-recycle.com/

日本入れ歯リサイクル協会では、いらなくなった入れ歯の提供を全国の人々によびかけ、入れ歯で使用されている金属のリサイクルから得られる収益を日本ユニセフに寄付。「入れ歯で世界を救う」というユニークかつ画期的な取り組みを行なっています。

この活動を思い付き、実行に移された会長の三好さんは、ダンディでとってもユーモラスな男性。取材の合間も、楽しいエピソードやジョークを飛ばして、場を和ませてくださいましたニコニコ

三好:この前ペットショップにいったら、子犬に混ざって、一頭だけ子豚がいたんだよ。ぶーぶー
私:へえええ。子豚。
三好:うん。ワンワン鳴いている子犬のなかで、ぽつんと一匹。
私:ぽつんと一匹、ですか。
三好。でさ、何日かして、またそのペットショップにいったら、その子豚、子犬といっしょに、鳴いてたんだよ。それも、ワンワンって。
私:えええ!まさか!
三好:すごいもんだね。生き物って、やっぱり環境の影響が大きいんだよね。
私:そ、そんなことってあるんですか。子豚がワンワンだなんて…。
三好:ったく。そんなこと、あるわけないじゃないですか。ははははは。
私:………ぶーぶー

入れ歯ちょこボラの詳しいお話は、11月8日=「いいは」の日にアップされる「プチボラしよう!」に掲載する予定。みなさん、見てやってね~チョキ
http://volunteer.yahoo.co.jp/petit/index.html

入れ歯3
寄付された入れ歯がいっぱい!すっごーーーい!
先月末、静岡にある日本ドッグホーム協会さんにお邪魔してきました。わんわん
http://www.doghome.jp/

ここは日本でただひとつの、「高齢者のペット」を引き取るボランティア団体。
世話をする体力がない、病気で入院しなければならない、施設に入らなければならない…などなど、やんごとなき事情によって、愛犬(猫)を飼いきれなくなったお年寄りのペットを引き取り、終世面倒をみるという、たいへん奇特な活動を展開しておられます。ニコニコ

施設で暮らすのは、総勢200頭以上ものわんちゃん、ねこちゃんたち。私がおうかがいした本部だけでも、70頭近くのわんちゃんたちがお世話されていました。この施設がなければ、みんな保健所ゆきかと思うと、うーむ、本腰を入れて対処しなければ、高齢者とペットの問題はますます深刻になるとしみじみ実感。むっ

それにつけても、協会を運営する白井さんご夫妻の熱意はすごい。
引き取る犬のなかには、なかなかなつかず、乱暴なことをする犬もいる。それでも、引き取りを拒否するようなことはしない。
むしろ、「大人しいいいコだけを引き取る」という合理的な考え方に、白井さんは賛成ではないらしい。
「すぐなつくような犬は、なんとかなる。むしろ、手のかかる犬のほうをなんとかしてやる努力をするほうが、本当の動物愛護なのではないか」。たしかに、その通りだと思う。
白井さんは感傷からではなく、現実的に動物のためを思う信念から、動物愛護を考えている。

現状の動物愛護では、大人しいコを救うので手いっぱいだ。
乱暴で手がかかるがゆえに人間に嫌われる犬は、ばっさばっさと切り捨てられてゆく。でも、嫌われるような犬に育てたのは、その犬の飼い主、人間自身にほかならない。生まれつきの性格はあるにしろ、きちんとしつけることによって、問題は解決されるはず。問題のある犬にしない人間の努力なしに、動物愛護はありえないのではないか。

犬を一頭飼う。それはひと一人を育てるのと同じくらいタイヘンなことだと思う。
不幸な犬を生み出さないために、犬猫の飼育を免許制にしたらどうだろう。
安易に飼育できないよう、何らかの法整備をしたほうがいいのではないか。

とか、そういうことも、考えちゃったりして。。。あせる

日本ドッグホーム協会のくわしい活動については、9/27掲載されるマイ・コラム「プチボラしよう」をごらんください。
http://volunteer.yahoo.co.jp/petit/index.html


秋田

もこもこの秋田犬ちゃん。すごくいい犬です。
まだあたたかいもえの亡骸をいつまでもだっこしていたかった。が、そうもしていられない。涙を拭って気を取り直し、数年前に取材で知り合ったペットの火葬業者・加藤さんに連絡をとる。加藤さんは他業者と異なり、犬猫のみならずインコやハムスター、フェレットなど小動物の骨をキレイに残す方法で火葬してくれる。「ペットもだいじな家族の一員」という気持ちを尊重してくださる、心あるペットの葬儀屋さんだ。

幸い、電話はすぐつながった。今亡くなったばかりであることを告げると、加藤さんは遺体を横向きにしておなかのところに保冷剤を抱かせ、あたまをちょっと高くして、バスタオルで体を包んでおくようにと言った。保冷剤を抱かせたもえの体は急激に冷え、1時間もすると死後硬直? すっかり固くなって、まるではく製のようになった。

学校から戻ってきた娘は、もえの死におどろき、ぽろぽろと涙をこぼした。ただの病気なのだから、いつかは治って元気になるはず。そう信じて疑わなかったらしい。生まれて初めて体験する永遠の別れ。

翌日は台風接近中の雨模様だったが、もえの亡骸をバッグにつめて、焼き場のあるお寺まで遠路はるばる電車でむかった。到着して待合室に入ると、意外にも我々の前後にお仲間がたくさん。なかにはじいちゃんばあちゃん孫etcを含む、一家総出で火葬にのぞむご家族もいた。みな、加藤さんに火葬をお願いしているらしい。

待つこと30分。もえの番がやってきた。お寺の入り口にある小さな火葬場に入ると、そこにはペット専用かと思われる小さな焼き台が用意されている。その台の上にバスタオルにくるんだままの遺体を置き、お花と、娘が昨夜書いたお手紙をそえる。お花に囲まれて永眠るもえ、死体になってもかわいいよ。

それじゃあね。もえ。バイバイ。
バイバイ。バイバイ。もえちゃん。

お別れがすむと、遺体がのった焼き台がゆっくりと炉に入れられていく。加藤さんは娘に言った。もえちゃんはね、これから天国の病院にいくんだよ。でもすぐにもどってくるから。もとの元気な状態で帰ってくるから大丈夫。もう少し待っててね。それじゃ、炉に火を入れますよ。

それからさらに20分。もえの遺体はキレイに焼かれ、焼き台には白い骨が整然と残されていた。真っ白な欠片はまるで珊瑚みたい。

これは顔の骨。これが歯。残ってますね、しっかりと。そしてこれがのど仏。「天使の羽」ともいわれるんですが、わかりますか? 

加藤さんは説明しながらていねいにひとつひとつ、骨を骨つぼにおさめていった。ペットのお骨をずっと手もとにおいておきたいという人もいるのですが、それはやはりよくありません。埋葬するなり、ペット霊園にお預けするなり、なんらかの供養をしてあげてください。ただし、歯を一本だけ。このカプセルに入れておきます。お骨と埋葬してもいいですし、お手もとに残してもかまいません。歯は抜けたり生えたりするものですから、これだけは特別ということでノ。ステンレスでできたカプセル型のキーホルダーのなかに、加藤さんはもえの歯の一片をそっとおさめ、お骨とは別に渡してくれた。

金色の厳かな骨つぼケースに包まれたもえを連れて寺を出るころ、雨脚はなおいっそうはげしくなっていた。迫り来る嵐の足音を遥か彼方で感じながら、帰路の長い道中、私はあらゆる場所でいくどとなく、もえの姿を目にしていた。レストランの窓辺、電車の空席、駅の階段。雑踏にまぎれながらその姿は鮮明で、おびえるふうもひるむふうもない。生前と変わらぬ様子であらわれては、ときおり思い出したように、ちらりと私を見遣るのだった。

家に到着すると、もえの姿はさらに鮮明になった。首につけた鈴の音さえ聞こえてくる。ただいま、もえ。大丈夫だった? ひとりぼっちにしてごめん。お薬のまなきゃね。お刺身食べようか? もえの体を抱き上げて、そうつぶやく自分の姿まで見えてくる。奥の部屋で横になっているもえ。猫トイレの砂をかっかと蹴っているもえ。薄暗い廊下をとんとん歩いている後ろ姿のもえ。ソファでごろ寝する娘にそっと近付いて、いっしょに横たわるもえ。丸くなっているもえ。眠っているもえ。


気付くと、両目から滝のような涙が流れていた。記憶のなかから立ち現れるもえの残像をひざに載せて、今はただ、泣いて泣いて、泣いて泣いて。空洞を埋め尽くすように、ただ泣くしかなかった。

ママ、泣いてるの?

てのひらで顔を覆い、歯を食いしばる私の姿を見るやいなや、娘は突然身をひるがえし、部屋の扉をぴしゃりと閉めた。窓も障子もドアもすべて閉ざし、カーテンもすべて閉めおわると、私のそばに来て黙って座った。

もえは私のひざからするりとおりて、娘のとなりに丸まって、たいくつそうに怪訝そうに、ふたたびまどみはじめた。

もえちゃん4
もえが逝った。7月13日金曜日の昼前だった。

日曜日あたりから食欲がなくなり、水曜日にはまったく動けなくなった。

とりわけ苦しそうな様子は見られなかったが、しだいに声も出せなくなっていった。

それでも、薬と点滴は投与していた。が、金曜日の午前11時ころ、軽い痙攣と「ふぅ」というため息を交互に繰り返しはじめる。そんな状態が10分くらいつづいただろうか。

ふと、もえの顔を見ると、なんというのだろうか、今まで見たこともないような、鋭く険しい表情をしている。苦しいというより、凛々しく野性的な顔。耳がぴんと立ち、目を見開いて、威嚇するように上あごを振るわせている。

そして次の瞬間、その表情が緩くなったかと思うやいなや、瞳孔がゆっくりと開き、もえはぴくりとも動かなくなった。

死んじゃったの? 死んじゃったの? 
私はもえの脇腹を揺すり、体を抱き上げた。体はまだあたたかかいが、手応えはむなしいばかり。先ほどの険しい表情とは打って変わって、リラックスしたようなおだやかな顔だった。

ガンの宣告からおよそ40日。10年の歳月をともにした人生初めてのネコ・もえは、天国に旅立っていった。とうとう、逝ってしまった。

逝ってしまった。


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最期のもえ