お年寄りのペットたちの行く末… | ちょこボラ!しよう

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「ちょこボラ」とは、「ちょこっとボランティアする」こと。今すぐ簡単にはじめられる「ちょこボラ」の数々を紹介します。

先月末、静岡にある日本ドッグホーム協会さんにお邪魔してきました。わんわん
http://www.doghome.jp/

ここは日本でただひとつの、「高齢者のペット」を引き取るボランティア団体。
世話をする体力がない、病気で入院しなければならない、施設に入らなければならない…などなど、やんごとなき事情によって、愛犬(猫)を飼いきれなくなったお年寄りのペットを引き取り、終世面倒をみるという、たいへん奇特な活動を展開しておられます。ニコニコ

施設で暮らすのは、総勢200頭以上ものわんちゃん、ねこちゃんたち。私がおうかがいした本部だけでも、70頭近くのわんちゃんたちがお世話されていました。この施設がなければ、みんな保健所ゆきかと思うと、うーむ、本腰を入れて対処しなければ、高齢者とペットの問題はますます深刻になるとしみじみ実感。むっ

それにつけても、協会を運営する白井さんご夫妻の熱意はすごい。
引き取る犬のなかには、なかなかなつかず、乱暴なことをする犬もいる。それでも、引き取りを拒否するようなことはしない。
むしろ、「大人しいいいコだけを引き取る」という合理的な考え方に、白井さんは賛成ではないらしい。
「すぐなつくような犬は、なんとかなる。むしろ、手のかかる犬のほうをなんとかしてやる努力をするほうが、本当の動物愛護なのではないか」。たしかに、その通りだと思う。
白井さんは感傷からではなく、現実的に動物のためを思う信念から、動物愛護を考えている。

現状の動物愛護では、大人しいコを救うので手いっぱいだ。
乱暴で手がかかるがゆえに人間に嫌われる犬は、ばっさばっさと切り捨てられてゆく。でも、嫌われるような犬に育てたのは、その犬の飼い主、人間自身にほかならない。生まれつきの性格はあるにしろ、きちんとしつけることによって、問題は解決されるはず。問題のある犬にしない人間の努力なしに、動物愛護はありえないのではないか。

犬を一頭飼う。それはひと一人を育てるのと同じくらいタイヘンなことだと思う。
不幸な犬を生み出さないために、犬猫の飼育を免許制にしたらどうだろう。
安易に飼育できないよう、何らかの法整備をしたほうがいいのではないか。

とか、そういうことも、考えちゃったりして。。。あせる

日本ドッグホーム協会のくわしい活動については、9/27掲載されるマイ・コラム「プチボラしよう」をごらんください。
http://volunteer.yahoo.co.jp/petit/index.html


秋田

もこもこの秋田犬ちゃん。すごくいい犬です。