今回の妊活に至るまで | 自死遺族のブログ~お父さんありがとう~

自死遺族のブログ~お父さんありがとう~

2012年12月27日大好きな父を自死で亡くしました
遺された家族、新しい家族と生きていく娘の日記です
何か共感できる部分を感じていただければ嬉しいです
2015年12月結婚
2017年4月長男出産
2019年4月次男出産
2022年1月第3子死産
2022年12月娘出産
保育士資格取得

昔から賑やかな子供の多い家庭に憧れていました



高校の時の卒業文集には、子供が9人欲しいと書いてありました



何故か?と聞かれると

楽しそうだから

子供が好きだから

そんな単純な理由しか思い浮かびません




私の育った家庭は

両親共働きで

どちらかというと厳しい家庭でした

まわりの友達の家族の話を聞いたり実際遊びに行ったりして見てみると

いつも羨ましかったし

何でうちはこんなに厳しくて自由じゃないんだろうと

数え切れないほど思っていました





今思えばとても恵まれた家庭です

共働きで寂しい気持ちもあったけど

何だかんだ教師として働くお母さんはかっこよくて自慢だったし

お父さんはシンガポールで仕事をしてるなんてすごいし

厳しかったから欲しいものは何でも買ってもらえたわけではないけれど

両親共に倹約家で

生活に困ったことはないし

習い事や塾も行かせてもらった

学費も当たり前に出してくれた

愛情も与えてくれていた

そういう意味ではとても恵まれていた






でもどこか不自由さと窮屈さを感じていて

早く解放されたかった

何でも親に話せるかというとそうではなかったし

どこか寂しい気持ちが常にあった



それが

自分の家庭を早く持ちたいという思いへ繋がっていったのだと思う



自分を愛してくれる人と一緒になって

子供を産んで育てて

厳しくて少し窮屈なのは嫌だから

早く帰ってきたくなるような

何でも話せるような

そんな家庭が欲しかった



賑やかで元気の出るような

子供が沢山いたら楽しそうだな

兄弟いっぱいいたら嬉しいかな

そんな気持ち





そして夫と出会い結婚した

まわりと比べると早い方だった

結婚式が終わったらすぐ子供も欲しくて

長男と次男を無事出産



けれど暖ちゃんを死産




辛くて悲しくて

妊娠出産がこわくなった

でもやっぱり諦めきれなくて

娘を授かった

これで最後のつもりだった





悪阻もひどいし

赤ちゃんが心配すぎて妊娠期間中もずっと不安

そんな思いは娘で最後だと

そう思っていたのに






娘が可愛くて愛おしくて

長男次男との時間も楽しくて幸せで

怒ることもイライラすることも疲れることも勿論あるけれど

子供達は、父を亡くした私の心に

また自分の為に生きたいと思う気持ちを取り戻してくれた




そしていつしか考えるようになった

もう1人子供がいたらどんな感じかな



夫に伝えてみると

ふたつ返事というわけではなかったが

ちょうど職場の昇進試験を受けているところで

合格できるのは4〜7%くらいだから

これに受かったら考えよう

となり

見事合格してくれた




夫も正直経済的なことを思うと、もう1人子供は考えてなかったと思う

子育ても、平日はまったくできないし、土日は色々とやってはくれるが得意という感じではないし

それでも私が希望したから叶えてくれたんだと思っています

夫には、感謝です




次は今までの5回の妊活について

振り返って書いてみようかな