眠れない
ここんところ、なぜか薬を飲んでも眠れない。
昨夜というか今朝は 明け方の蜩の合唱が始まる頃ようやくまどろんだ。
でも。
うちの最長老猫殿が、6時ぐらいから「ごはんよこせ」と鳴きまくるので叩き起こされる。
お前とも、いつまで一緒にいられるかわからないからね。
19年も一緒にいるんだものね。
お前は私の娘で、母親で、友達だ。
だから うるさい!とかいわないよ。
生き物は、食べられなくなったらおしまいだもんね。
おなかすいて、ごはん欲しい!っていうのは生命の証。
ありがたいことです。
というわけで
眠いけどごはん出してやる。
で、寝不足グロッキー。
今晩はどうだろうか。
薬飲んでもだめだけど飲まなければ確実にダメだしなぁ。
猫がうらやましいわ。
ところで母親が肝臓癌になった。
78歳だしな。
きのう入院して今日はカテーテルで抗がん剤を入れる治療をしたそうだけど。
10日ほどで退院して たぶんあとは毎月抗がん剤治療に通うのかな。
父と母は私にとって全然違う。
父が2004年の年末に膵臓癌で倒れたときはこんなに冷静じゃなかった。
父が死んだとき、私は大声をあげて家で泣き続けた。
いつまでもいつまでも 泣いていた。
母が死んでも私はたぶん冷静だろう。
自分は感情移入の激しい泣き虫だから、その場になれば一応は泣くとは思うけど
父が死んだダメージのような、
ああいう大きな喪失感はないと思う。
あんなふうに引きずることは絶対ないな。
もう 8月が半分終わってしまった。
崖から落ちそうになって しがみついていた手を 自ら離したような
あるいは
事故で脳死になっていた身体から生命維持装置を外したような
そんな状態でいる今の自分。
決めておいたスケジュールに自分自身を追い立てさせることで
日々をどうにか過ごしている感じだ。
合宿。
9月下旬の新宿の発表会。
10月の発表会。
11月にやることをつくっておかなきゃ気が狂いそうだな
…11月。
母はいつ逝くだろう。
母が先に逝けばよかったのに、と思っていた。
父には生きていて欲しかった。
私は父をとても愛していて とても大きな存在だったのだ、ということを
死んでから嫌と言うほど思い知らされたな。
3,4年たっても 父に会いたくて「なんで死んじゃったの」って泣いてたもんな。
母親の場合に、それは絶対ないと思う。
いや、「ない。」
今からわかる。
心の半分は 「重荷を下ろしたような気分」になるんじゃないだろうか。
昨夜というか今朝は 明け方の蜩の合唱が始まる頃ようやくまどろんだ。
でも。
うちの最長老猫殿が、6時ぐらいから「ごはんよこせ」と鳴きまくるので叩き起こされる。
お前とも、いつまで一緒にいられるかわからないからね。
19年も一緒にいるんだものね。
お前は私の娘で、母親で、友達だ。
だから うるさい!とかいわないよ。
生き物は、食べられなくなったらおしまいだもんね。
おなかすいて、ごはん欲しい!っていうのは生命の証。
ありがたいことです。
というわけで
眠いけどごはん出してやる。
で、寝不足グロッキー。
今晩はどうだろうか。
薬飲んでもだめだけど飲まなければ確実にダメだしなぁ。
猫がうらやましいわ。
ところで母親が肝臓癌になった。
78歳だしな。
きのう入院して今日はカテーテルで抗がん剤を入れる治療をしたそうだけど。
10日ほどで退院して たぶんあとは毎月抗がん剤治療に通うのかな。
父と母は私にとって全然違う。
父が2004年の年末に膵臓癌で倒れたときはこんなに冷静じゃなかった。
父が死んだとき、私は大声をあげて家で泣き続けた。
いつまでもいつまでも 泣いていた。
母が死んでも私はたぶん冷静だろう。
自分は感情移入の激しい泣き虫だから、その場になれば一応は泣くとは思うけど
父が死んだダメージのような、
ああいう大きな喪失感はないと思う。
あんなふうに引きずることは絶対ないな。
もう 8月が半分終わってしまった。
崖から落ちそうになって しがみついていた手を 自ら離したような
あるいは
事故で脳死になっていた身体から生命維持装置を外したような
そんな状態でいる今の自分。
決めておいたスケジュールに自分自身を追い立てさせることで
日々をどうにか過ごしている感じだ。
合宿。
9月下旬の新宿の発表会。
10月の発表会。
11月にやることをつくっておかなきゃ気が狂いそうだな
…11月。
母はいつ逝くだろう。
母が先に逝けばよかったのに、と思っていた。
父には生きていて欲しかった。
私は父をとても愛していて とても大きな存在だったのだ、ということを
死んでから嫌と言うほど思い知らされたな。
3,4年たっても 父に会いたくて「なんで死んじゃったの」って泣いてたもんな。
母親の場合に、それは絶対ないと思う。
いや、「ない。」
今からわかる。
心の半分は 「重荷を下ろしたような気分」になるんじゃないだろうか。
ふぬけ。
出来の悪い演奏とはいえ
いったん産み落としてしまったから
あとは産褥期間
2番はあまりに想いがつまりすぎている辛い曲なので
ここで封印すると決めたんだ
1ヶ月、2ヶ月といった期間のあとにたぶんまた弾いてみると思うけれど
いったんD-MOLLのあの暗い音楽を忘れて
3番にとりかかってる
胎内から出した感はあるから
自分なりに ちゃんと表現できたのかな
あの曲に距離が置けるようになったら
また違った演奏ができるんじゃないかな
「2番」は特別な音楽だった
いろいろなものが詰まっていた
バッハは自分のための音楽だ、といってくれた人のことばを胸に抱きながら
ずっと一人きりで向かい合ってきた音楽だ
ひとりきりだから無伴奏。
だれも傍らにいない、ひとりきりの舞台。
もう、誰も隣で支えてはくれない
ひとりで自分を背負っていかなければいけない
そのための音楽なのです
いったん産み落としてしまったから
あとは産褥期間
2番はあまりに想いがつまりすぎている辛い曲なので
ここで封印すると決めたんだ
1ヶ月、2ヶ月といった期間のあとにたぶんまた弾いてみると思うけれど
いったんD-MOLLのあの暗い音楽を忘れて
3番にとりかかってる
胎内から出した感はあるから
自分なりに ちゃんと表現できたのかな
あの曲に距離が置けるようになったら
また違った演奏ができるんじゃないかな
「2番」は特別な音楽だった
いろいろなものが詰まっていた
バッハは自分のための音楽だ、といってくれた人のことばを胸に抱きながら
ずっと一人きりで向かい合ってきた音楽だ
ひとりきりだから無伴奏。
だれも傍らにいない、ひとりきりの舞台。
もう、誰も隣で支えてはくれない
ひとりで自分を背負っていかなければいけない
そのための音楽なのです
ぼろぼろな駝鳥<高村光太郎>
何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
脚が大股過ぎるぢやないか。
頸があんまり長すぎるぢやないか。
雪の降る国はこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢやないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかり見てゐるぢやないか。
身も世もない様に燃えてゐるぢやないか。
瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢやないか。
あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢやないか。
これはもう駝鳥ぢやないぢやないか。
人間よ、
もう止せ、こんな事は。
光太郎=智恵子抄だと思っている方に。
「詩と言葉」
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
脚が大股過ぎるぢやないか。
頸があんまり長すぎるぢやないか。
雪の降る国はこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢやないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかり見てゐるぢやないか。
身も世もない様に燃えてゐるぢやないか。
瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢやないか。
あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢやないか。
これはもう駝鳥ぢやないぢやないか。
人間よ、
もう止せ、こんな事は。
光太郎=智恵子抄だと思っている方に。
「詩と言葉」