映画:「ブロークバック・マウンテン」
ブロークバック・マウンテン [BROKEBACK MOUNTAIN]
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監督: アン・リー Ang Lee
出演: ヒース・レジャー Heath Ledger
ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal 他
【解説】
1963年、ワイオミング。ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出逢いを果たした2人の青年、イニスとジャック。彼らは山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任される。寡黙なイニスと天衣無縫なジャック。対照的な2人は大自然の中で一緒の時間を過ごすうちに深い友情を築いていく。そしていつしか2人の感情は、彼ら自身気づかぬうちに、友情を超えたものへと変わっていくのだったが…。
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ややネタバレあり。
宣伝を見ると、同性愛という側面ばかりが強調されているように思うのだけど、この作品は純粋な愛の物語だった。
「ロミオとジュリエット」ではお互いの家柄、「ローマの休日」では身分の違い、愛の物語には障害はつきもの。この物語ではそれが二人とも男だった、というだけ。
最初の何分間か、まったく台詞もなく場面展開もなく始まるこの作品は、全体を通してみてもとても静か。雄大な自然、そこに流れる音楽もシンプルなのにとても叙情的で詩的で素晴らしい。見ている間は、さらさらとストーリーが流れて、すっと終わってしまう感じなんだけど、見終わってからもずっとじわじわと心に残る良作。
幼いころの経験から、自分の気持ちを抑えようとするイニスと、感情表現豊かなジャック。ブロークバック・マウンテンを去るときの二人それぞれの感情の吐露。見ている方にひしひしと伝わってきてとても切ない。「これから会いに行く」とジャックから手紙が届いたときの、隠さなければならないのに抑えきれないイニスの喜び。一方で、二人には妻子があり、決して家族を愛していないわけではないし、大切に思っているのだけれど、制御できない自分の感情への戸惑い、辛さ。周囲にバレてしまったら、殺されてしまうだろうという恐れ。
ひとつ間違えば自分の将来のキャリアを失いかねないこの役に挑み、見事にやってのけたヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールに素直に拍手。特にレジャーは言葉は少ないけれど仕草や表情で感情が伝わる好演。イニスを愛するがゆえに真実を知りながら耐え、夫に振り向いてほしいと願う気持ち、それでも叶わない苛立ちをうまく表現していたイニスの妻役のミシェル・ウィリアムスも素晴らしかった。
ラストで、娘が結婚の報告に来たとき、「彼はお前を愛しているか?」と聞いたイニス。それはイニス自身にも向けられた言葉ではなかったか。そしてクローゼットに飾った二人のシャツとブロークバック・マウンテンの景色に向かって”Jack, I swear....”という最後の台詞に思わず感涙。
【超個人的評価】
映画:「クラッシュ」
クラッシュ [Crash]
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監督: ポール・ハギス Paul Haggis
出演: サンドラ・ブロック Sandra Bullock
ドン・チードル Don Cheadle 他
【解説】
クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。裕福な黒人夫婦キャメロンとクリスティン。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める…。
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ロサンゼルスのある36時間に交錯する登場人物たちの群像劇。
アカデミー賞で、本命「ブロークバック・マウンテン」を破って作品賞受賞。
登場人物がたくさんいて、それぞれがかなり濃い密度で関係してくるので、ご都合主義な感じは否めないけれども、それでもかなり良い脚本。キャラクターの書き分けがすごく良くできているために、ストーリー全体が混線せずにうまくまとまっている。
人種差別を扱った作品なので、少し分かりにくいところもあったけど、テーマの本質は「人間性」じゃないかなと思う。完璧な善人はいないし、完璧な悪人もいない。人は誰しも、やり場のない悲しみ、苦しみ、怒り、嫉妬といった負の感情を抱えながら立場の弱い人を傷つけ、また逆に人に傷つけられて生きている。それでもなお、誰かに触れ合いたい、何かを感じたい、心の乾きを潤したいと求めずにはいられない、弱い存在でしかないということ。そのために馴れ合いではなく、衝突(Crash)せずにいられないということ。
登場人物の印象がストーリーが進むに従ってどんどん変わってしまうのも面白いところ。黒人蔑視の白人警官、彼に反発する新人警官、自動車泥棒の黒人青年、それぞれが起こす行動。「この人物はこういう性格だ」と偏見を持って見ている観客全てを嘲笑うかのようなストーリー自体が、差別の元凶が何かということを教えてくれる。
人間はどうしても経験則から得られる自分だけの基準で物事を判断してしまいがち。それは、溢れる情報を出来るだけ単純化し、系統づけなければ、自分の強さや弱さ、善悪といった判断基準自体が揺らいでしまって自分を保つことが出来ないから。(自分なりの)ステレオタイプの考えを持たないでいることは難しいけれども、反面、自分の知らないことを知ろうとする努力、自分以外の人の考え方を理解しようとする柔軟さ、自分が正しいと信じているものを疑い再検証する勇気も持たなければいけない。
個人的には「透明マント」のエピソードが秀逸。伏線の張り方もなかなか上手い。安直なハッピーエンドにせず、含みを持たせて、ささやかな救いを感じさせるラストも好感度大。
月がとっても青いから
何となくソリが合わない人っているよね。
ワシの場合、手の小指の爪だけ伸ばしている男の人とは合わないみたい。
っていうか、アレは何が目的なの?
おまじない?鼻をほじるため?耳をほじるため?
どっちにしてもキモいと思います。
花見の季節
超久しぶりの更新。
いつの間にやら、もう花見の季節な訳ですよ。
って、まだ背景がハロウィンVerなのですが。
今のプロジェクト、散々引っ張られましたが、4月中旬で終わるっぽいので、今年のG.Wはたっぷり休む予定です。
今はそれだけを心の支えに日々を乗り切っております。
これで、またプロジェクト延長になった日には。。。
いや、考えない、考 えない。
ということで、ボチボチ更新を再開しようかね。
