アマヤドリ -352ページ目

銀の深海魚

あったかいその手を
伏せた長いまつげを
自分だけのものだと
少女のようにおもう

あなたが預けた頬が
居心地が良いように
もっとこの私の肩が
柔らかならいいのに


毎日がはじまらずに
この時間のこの温度
この日差しがずっと

お願いだから続いて

変わらないものなど
ないよなんて言わず

目覚めた瞬間に私を
初めて見たみたいに


繰り返し光を目指し
何度も水面に浮上し

まっさらなその瞳を

巨大風船

朝の情報番組のような雰囲気のTVをつけていたら会社の女の子が出てくる。海岸のようなところをあるいている。
誘導されて、あるものを見て笑い崩れる女の子。画面がそれを映し出したら、すっごく大きな風船で、何故か2つ乳首がついている。
名物の風船のようだった。
おかしな夢。

パーティー

昨日は夜10:30から日本VSイランをやるので遊びにおいでよ、と言われて行った。それだけのことなのに何だか嬉しくて単純だなと思う。
珍しく早い時間に彼の家の最寄駅についたので、その嬉しさも手伝って図書館に寄る。小さい図書館だけれどバラードの『結晶世界』を見つける。この図書館の本が借りられるようになればいいのに…でも住民でもないし職場があるわけでもないから駄目なのだ。ちゃんと迷惑を掛けずに返すのにな。まぁそういう理由じゃないのはわかっているけれど。
その熱を冷ましたくない感じで本屋に寄る。でも何となく気持ちは折れてしまって、軽くて明るいものが欲しかったから久々にムーミンの本を買う。ムーミンは表現が優しいのに研ぎ澄まされていて、たまにはっとさせられるような真実に満ちている…というのは大袈裟か。想像も創造も涌いてくるから疲れてる時や何かが足りないと感じた時に読むとどこかしらがじんわり満ちてきてひたひたになる。
子供ができたら読ませてあげるんだ。
その前に、自分が創った絵本を読ませるのだけれど。さも世界の名作であるかのように記憶させるんだ。

スーパーへ行き夕飯に何を作ろうか考える。行き当たりばったりで行こうと思ったけれどとても時間がかかってしまい疲れた。大体私は荷物が多いからそれと買い物カゴのふたつを持って人の間を潜り抜けるだけでも疲れる。
全く組みあわせのセンスがなくて我ながら目が点だったけれど、
・かぼちゃの煮付け(味付けを間違った)
・タコとホタテと水菜のサラダ(今回はホタテに軽く焼き目をつけてみた。バジルを忘れた)
・麻婆餃子(友達に教わったレシピで)
・タコとホタテのお刺身(余ったから)
・炊き込みご飯(インスタントの)。
見事に和・イタリア・中が混在している。でも野菜も辛うじて5色入っているからいいかな。おまけにお風呂まで涌かして待ってる。こうやって張り切りすぎるからあとが続かないんだよ、ごめんね。

楽しくご飯を食べてサッカーを観る。「美味しいじゃん!炊き込みご飯。」って彼はふざけて何度も言う。
日本は負けてしまったけれど悪くなかったんじゃないかな。福西の動きにキレがないと思っていたけれど点を取ったし。ジーコの戦略は日本に合っているかな?私はトルシエがよかったような気がする。岩井監督の舞台裏のビデオを観たからかな。ジーコJAPANの素顔も覗いてみたいな。

布団を追い出されながら日記を書いている。
もうすぐ朝だ。
この蒼い静かでさびしい時間がとても好きだ。

まちぶせ

そのみずいろのくまちゃんが
ちょっと綻び気味なのはしってるから
今日は
温かいスープを作って待っていよう

野菜をごしごしたわしで綺麗に洗って
皮も剥かずに入れちゃおう
太陽や
土の元気を
そっくり盗めるように

ぐつぐつ
その間はじっと見守ってるんだ

だからその一品だけだけれど


ね、
指先まで染み渡って
明日に滑りだすように。

走りだす

遅刻しそうでも
なんでもないのに

このひざしに
つられて走った