ブランク
ラルクばっかり聴いた。
なんだかどきどきと懐かしい悲しさみたいな安っぽい感情に浸りながら、それから時折どっかから聞こえてくるエンジン音に耳を澄ませながら。
雨は降らないな。雨の匂いを先取りしようとくんくん嗅いだけれど。
今日こそ降ってくれたらよかったのに。そしたら狩りのできない日の猫科のけものみたいにごろんごろん、湿った髪を撫で付けながら枕と戯れるのに。
聞き分けのないこどもみたいにほんとうは泣きたいのかな。わからない。大人だから泣かない、というのとは違う。ただそんな余裕がないだけなのかもしれない。どうしてかな、って分析する前にきっと溺れるほどに泣かなくてはならなかったのだ。立ち止まって問い掛けてる場合じゃなかった。びしょぬれで喚いたりしなきゃいけなかった。
こんなに私は感覚で生きているくせに、感覚だけしかなくて困っちゃうくらいの感覚人間なくせに、いざというときに感情の元栓を開け放せなくて戸惑う。考えたって無駄なのに。考えたらそのリアルタイムがすぎちゃって、なんもかんもいいとこの筈の部分も台無しにしちゃうだけ。考えたら私は駄目なんだよ。元栓の位置がわからないのか、それとも?
もうスタートが遅れちゃって今さら。
こっそり他のことで理由を付けるみたいに泣く。
…かな?
泣かないか。
ほら、やっぱりなんだかちぐはぐだな。
無理とか猫とかじゃあなくて確かにこれは、欠如に似ている。
見下ろすと体がなかったみたいに。
- L’Arc~en~Ciel
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ordinary time
遅く目覚めたのにあんまり考えず充実した一日にできた。
遅いお昼を食べながら『普通の人々』を観た。ドナルド・サザーランドが『1900年』の時から好きで応援(?)しているので、何故かあんないい父親役をしていてもなんかやらかしてくれないかなと変な期待をしてしまう。笑うと恐いな、やっぱりこの人。
観おわってから知ったのだけれどこれはロバート・レッドフォードの初監督作品だそうだ。なかなかドラマとして感情が作りこまれている。
親と観たので少し気まずかった。
それから稽古に。
あんまり迷わずに支度をし、ぱっと出掛けた。
きっとそういう巡りあわせだったのだろうと思うんだけれど、今日はもうずっと一緒に踊っていた友達がレッスンにきた。一緒にレッスンするのは久しぶりだ。もしかすると2年近く経つかもしれない。お互いの舞台は観ていたのだけれど。行って良かった。
それから。
今日は虹を見た。
建物とたてものの隙間から。
あんなに大きな虹は久しぶりで、スタジオの先生に「虹だよ」と教えてあげた。
嵐が残していった黒い雲がまだ少し散らばる空に。
出掛けるときにデジカメが妙に気になったのはこれだったんだ。
あぁ、持っていけば良かったなぁ。
そう思いながら携帯で虹をとらえた。
- パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 普通の人々
墜ちてゆく意識と体のあいだ
【memo】
・水平の骨盤
・ひとつの場所が螺旋を描いたら他の場所も螺旋を辿っていい
・パラレルで立って右手を上げ、最後までひっぱったところは左足の真上にくる←エカルテの骨盤の位置
最後のリラックスがとてもいい。
足首、膝の中の力を抜く。骨盤は左右の骨から仙骨はハンモックのように下がり重く、肩甲骨は床に重く、手の甲も床へ床へ。
呼吸は深く。
自分の心臓の音を全身で感じる。
だんだん色んなことか頭を巡る。骨のことを考えたり、恋のことを考えてみたり、床に沈む自分を想像したり。
想像。
イメージしてイメージして床と一体になる。
まるで融けたチョコレートにまだとけてないチョコレートをぽつんと落としたときのように。輪郭がゆっくり溶けながらあたたかい床に侵食されてゆく。めりこみめりこみ、最後鼻が完全に沈んだ時に小さな泡だけが残る。冷たくてくらい床の下に沈んでしまった私はもう二度とでることができない。
鏡の向こうに迷い込んじゃったみたいに。
気付くとウ゛ァイオリンとピアノが彷徨うみたいに鳴ってる。
私の後頭部はまだ床に溶け込んでいない。まだ床と私は、お互いを勘違いできる迄にはなっていない。床は力強く私を押し返している。融けてゆきそう、そう集中する。重たく、重たく。
息を吐ききって、ひそやかなその一部に。
提出完了!
昨日はバイト先の飲み会。
大きな仕事が終わったので区切りのお疲れ様会だった。いつもはなかなか参加しない私もとにかく来て、と言われ、教えの仕事を終えてから駆け付けることに。
教えのスタジオに若オーナーが来ていたのでちょっと引き止められて遅くなった。
仕事のこと以外は殆ど話したことのない職場の皆さんなので多少緊張。フランス大衆料理屋みたいなとこで、美味しい。男の人も女の子もみんなとにかく飲むのでワインがどんどん空く。私がいた2時間の間にたぶん20本くらい頼んでたと思う。明日仕事の人も、夜中3時から台風対応の人もいるのに。
上司の話やバカ騒ぎに笑っているとその会の主役が遅れて到着。なぜか別の恋人テーブルにケーキとろうそくが用意されて私がそこで彼を迎えることになる。そっか、今日はだからあんな熱烈に呼ばれたのね!と、私もはりきって役をこなす。
勿論すべて冗談だからできることなので楽しかった。
職場の人たちはみんないい人ばかりだ。女の子もグループに別れるでもなくみんなが仲良し。男の人たちも気持ちのいい人ばかり。殆どが既婚者なのでそこもいいのだろうと思う。
帰りはまたタクシー。「節約しろ」という割りに会社は太っ腹だ。だって課長クラスの人なんか帰宅はいつもタクシーらしい。電車があってもタクシーだというから驚く。まぁ月に4回しか帰らないらしいけど。普通じゃない。少なくとも私の常識からは離れてる。
なら、私の定期代くらい出しておくれよ、と思う。
タクシーとは言わないから。
またたまには飲み会にも参加しようかな。
あ、でも正体がばれない程度に。
★ ★ ★
今日一番笑ったのは2次会で行った飲み屋のママさんがウーロン茶をテーブルに置きながら「もろキュウでございます」と間違ったこと。
もろキュウ…とつぶやくと今でも可笑しい。
行ったりきたり。
今日から子供たちの舞台の振付けに入る。
またもや高度なことを要求。でも子供ってぽか~んとしつつついてきてくれるからすごい。先入観がないからなんだろうなぁ。「もう疲れた。もう終わり?」と、いう子供たち。まだまだ。まだ20秒しか踊ってないよ!
リミックスみたいにしたいけど音をいじれるスタッフがいないから自分で工夫しなきゃ。
照明をきちんとつけてくれるのか不安。去年は暗転すらちゃんとしてくれなかった。音のフェイドアウトも全く伝わってなかったし…音きっかけで照明を動かしたいんだけど、去年の感じだとムリだろう。上の人を通さずスタッフと直接やりとりをしてしまおう。
今日はこれからバイト先の飲み会。
なるべく隅で、こっそり食べてよう。
今回の振付は、ハルカリ。3曲目。
- HALCALI, 本田ゆか, RYO-Z, 石野卓球, 岡村靖幸, HALFBY, FORCE OF NATURE, K・U・D・O
- ハルカリミックス