アマヤドリ -323ページ目

伝えることへの恐れ、の夢

見ず知らずの人が友達の夢。

友達何人かで町にいる。夜で、小さな繁華街みたいな感じ。一人普段から神経質で周りに気を遣わせる人がいるのだけれとその人が本格的にキレて、草刈り鎌をどっかから取り出して振り回す。憎悪を撒き散らしている。
なんとかして止めようと思うのだけれど私もその刃物が恐くて近寄れない。友達みんなもオロオロするばかり。
キレながらその友達はどこかへ走っていってしまう。私はそれと同時に走りだし、駅前の病院へと走る。
下道を走っていったのでちょっと距離がわからなくなる。歩道にはどぶの溝があって塞がれていないから落ちないように慎重に走る。
病院に着くと物分かりのよさそうな初老の女医さんが出てきてくれる。落ち着いて説明しなきゃ、と思うのだけれど声も震えちゃって涙が出る。とにかくその友達を探して捕まえてなんとかしてあげてください、とやっとの思いで頼む。



待ち合わせに遅れる夢。

TVで何かスポーツが流れている。テニスとかそんな感じの。時刻は12:50。そのTVの時刻が遅れていることを私は知っている。なので実際の時間と照らし合わせながらずっと時間のずれを確かめる。
いつものように日曜日を過ごす。まだ13:05だ…待ち合わせは15時だから大丈夫。まだ13:10だ…とことあるごとに時計を気にする。
しかしちょっと長いこと何かに集中したら、はっと気付くともう17:30になっていた。いくらなんでもこれはひどい。待ち合わせていた友達にメールを打つ。これから会えないかな?と。
すると電話がかかってくる。何故か家の電話。とても声が小さくて全然聞こえない。家もジャズのような音楽がかかっていて、電話も蚊の泣くよりもっと小さい音しかしない。受話器に一生懸命耳を押しつけて聞き取ろうとする。

沈黙のたつまき

映画『トラフィック』を観た。
なかなか面白かった。3つのドラマがだんだん絡み合ってゆくのだけれど最後まで主要の3人が直接は絡まないところがいい。
マイケル・ダグラスって平凡だな。よい意味で。

こないだのネイルアートは上司に見せたら「俺さ、たまに爪に修正液が付いちゃうことがあるんだけどあれはお洒落だったのか!」と言われた。ちぇ。たまにおしゃれするとおちょくられちゃうんだ。


「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」という、ムーミンの本の中のひとつの章がとても好きで何回も読み返している。
はじまりのフィリフヨンカが夕日の金色が混じる波打ち際で絨毯を洗っている描写も好きなんだけれど、最後のたつまきが出てくるところが本当に美しい。
嵐の最後に突然音もなく現われるたつまき。静かに海の水を吸い上げ、朝日をあびてばら色に染まる、その景色はいつのまにか私の心の中にすみついてしまった。
まるで自分でその広い浜辺にたちつくしているみたいに。
どんなところにも属さない、その時間の隙間にいるみたいに。
見えるみたいだ。
自分の袖が少したつまきに吸い寄せられてはためくのまで感じるくらい。
美しいのだけれど少し不気味で無慈悲で、憂欝がただよっている。なのに私はこの話がとても好きだ。


山室 静, トーベ・ヤンソン, Tove Jansson
ムーミン谷の仲間たち



ユトランド島に行きたい。
『サクリファイス』の島。
北欧の、なんだか悲しくておわりみたいな風景のものすごい美しい色を、いつかみたい。
そして私のなかの風景に接する何かを感じたい。

そうだよ。
さっぱり洗いながらされて、これからは、どんなことだってできるんだ。


東宝
トラフィック



再び。

本格的にビデオ大会。
過去の舞台のビデオを持ってまた友達宅へ。だってもう面白すぎて。昔の自分て面白い。でも何だかよい気持ちを思い出す。
友達がご飯を作ってくれるというので私はおやつをかっていく。
ハーゲンダッツのクリスピーサンドを買っちゃった。ハーゲンダッツは高いから、いつか病気になったら食べたいとねだろうと思っていたのだけれど。

少し肌寒いな。
梅雨っていつもそうだ。毎年どうして忘れるんだろう。
暑さや寒さや匂いや。
またその季節がくるとちゃんと思い出せるんだけれど。

あぁ、夏をわくわく待つにおい。

…アイスを食べたいから夏の気持ちになってるわけじゃないよ。

そら

なぜみあげるのかわかった

全部受けとめてこぼれない気がするから
空の青さに染みていけば
胸イッパイ吸い込めるのは濁らない風だから
すとんとまっすぐその光は
瞳を通して私のふかいふかいところまで照らしてくれるから

見渡しても広くて自由な雲ばかりだから
少し目を細めて唇は微笑みの形をとる

だから自然とね。
“ああ空だなぁ”って


それだけで満ちて
飲み込むその温度がここちいい


深海の底で

私の指はほぐれやっと目覚める

天使は瞳を閉じて、

慣れないことなんてするもんじゃあない。無理なんかしちゃいけない。たぶん…昔からそうなんだ。違うって、誤解だって言いたくてついずるずると理解を求めてしまう。まったく違うんだというその可能性は頭に浮かぶけれども振り払う。だって。すべての人にわかってもらうなんてとても無理だって知ってるけど、でも。あたしが振り返って瞳に映ったあなただからわかってほしいと思ってしまう。たとえあなたが特別なひとじゃなくても、私は万人に好かれたいわけじゃなくても。振り返ってあたしをみてくれたから、そうしたら優しく微笑みあえるかと思って。
淋しくて彷徨って遣り切れなくてつめをずっといじっていてもそれが弱いからだっていわれてもいいはずなんだ。あたしはそんなことに振り回されたりしなくていいんだ。
なのに。
なのにさ。
自信がないこともわかっているよ。誰かを幸せにできるかなぁって。何か決定的に外れたままになっちゃわないかなぁって。ひとつすら抱えきれないんじゃないかなぁって。全部打ち壊す力だってあるか疑わしいんだ。
なんだよ、正義の味方みたいな顔して。もう真正直でぴんぴんに強いみたいに笑うくせにさ。そこには恐れがいっぱいじゃないか。灰色に濁ってそしてなんてうつろなんだ。
嘘も、嫉みもいらいらも、いやだと思うもの全部消せもしないのに。そしてどこか奥底ではそれを許容してるくせに。嘘ばかり。光のなかにいるみたいな顔して。日向で微笑んでるみたいな顔して。全然だ。
もうなんのためにここにいるのかわからなくなっちゃう想像をする。壊してしまうんじゃなくて。手放すみたいに。自分を。綺麗に、最期は高いところから花を花瓶ごと滑らすみたいにさ。せいぜいそんな妄想をしたらいい。
泣けもしないの。どんなに顔をしかめてみても。洞穴だ。虚無の目みたいにぽっかり。でも無なんて嘘。自己愛がいっぱいつまってる。好奇心があふれてるふり。目を輝かせてるふり。無垢なつもりで。
ねぇ、わからない。
わからないままでいいんだけれど。やっぱりあたしの中の別れ道は全部地下水路でつながっていてそしてどこかの澱みにから逃げられない。


そう、なにもみていない。あたしの送るすべてのことばもすべての祈りも、夢をみるあなたには届かない。