アマヤドリ -324ページ目

雑然を照らす陽

雨は止んだけれど寒くなった。
久しぶりに宅配ピザを食べた。
夜中の各駅停車になんでこんなに人がいるのかな。

色んなことが遠く感じられて淋しくなる。毎日に波があるのは当たり前。ただ感情を素直にとると、そうなる。

毎日踊りのことを考えてる。ここに映るビジョンをかたちにしたくて。話しているうちに形になるように、きっと創る過程で生まれてくるなにものかたち。

なんでこんないっぱい人はいるんだろ?
いろんな顔でいろんな色合い。
このまま…ここに紛れてしまうこともできるんだ。消えてしまうことも。


帰ったら振付けを考えよう。
子供たちを楽しく踊らせてあげたい。なんで…こんなに舞台が好きなのかな?手を伸ばして直接なにかに触れられるのはその時だけなのかもしれない。

自分が何かおっきなものを創り出したいんだろう。
でも、それ以外はたぶん些細でほのかな幸せでいい。

あんまりまぶしい日向には、なかなか足をのばせなくて。
私だけのあたたかいひだまりでいい。

星泥棒

雨降りの中出掛ける。
友人Nと御茶ノ水で待ち合わせ。今日はネイルアートに挑戦♪
お昼ご飯を食べつつ色々と予定をたてる。あと3週間で日本を発つ友人。いっぱい遊ばないとね。
行ったことのないディズニーシーにもいくし、こうやって実はあまり興味のなかったネイルアートもしてみるし久々の中学の同級生にも会ったり…成田にも見送りにいく約束をした。

ネイルアートのお姉さんはピンクのお部屋にいる。女の子の園だ。ネイルがいっぱい並んでいる様子は“色”が好きな私にもたまらない。化粧品て、見るのは本当に好きなんだ。
コースは基本的なものがつまった標準で。甘皮を浮かせて薄皮みたいのを取って、マッサージしてパラフィンパック(熱い蝋みたいのに指先を漬けて乾かし、それがパックの効果がある)というのをして…そして色をのせる。そうしている間にお姉さんは演劇部だったことを聞き出し、懐かしい舞台について語る。野田秀樹が好きならキャラメルボックスはあんまり…でしょ!とか。ナイロン100℃がどうとか笑いの大学は昔舞台を見た、とか。お姉さんは裏方が主だったみたいで、ああ、誰かを引き立たせるという意味でもこの仕事と繋がっているんだ…と面白く思う。
あまり宝石がついたりだとか可愛い絵が描いてあるのは気恥ずかしいしたぶんすぐ取れちゃうので、細かいダイアモンドみたいなラメが入った透明なベースに白でマーブルを入れてもらう。シンプルで可愛い。水面に星と雲がおっこちてきたみたい。つやつやだしすごく楽しくなる。ああ、明日からのあの武骨なダンボールたちにこの爪は耐えられるのか?まぁいいや。お洒落はおしゃれ。仕事はしごと。
私はその後美容院、Nはお食事。結婚前なのにお気に入りにされてる人と。世の中上手く渡ってるな。私はダメ。忍者みたいにあるじに忠実だから。
数えてみたらあとわずかしか会えないんだね。そう言ったらちょっと悲しくなった。顔を見たら涙まで浮かべてるN。なんだか可笑しくなる。

そして美容院。
いつも感じが良くて和む場所。いつものモンチッチよりも大人っぽく、とか、フランス人風ベリーショートにもできそうだよ!とか色々話し合う。結局後ろはベリーショート、裾と前髪だけ少し長い感じに。色も前回は黒かったので今回は外国の子供風の、肌に馴染む色に。また星の王子さまだ。でも今回は形が大人っぽいから星の皇太子さま。
切ってもらいながらいろんなことを話す。踊りのこと、芝居のこと、雨のこと、ラフォーレのこと、イルカのこと。とてもナチュラルなその人と話すのがとても好きで、いつも人に通じるかわからないから言わない微妙なところまで口にする。丁寧で、ちゃんと適切な言葉を選びながらぽつりぼつり話すひと。この人の感性がとても好きだ。だから髪を触ってもらっていても心地よいしそのセンスを信じているから変化してゆく自分の姿にわくわくする。プロだなぁ。なんだか話していてどんどん心が広がってゆく。そんな風にひとと話せる自分を見つけていくようで、うれしくなる。
いつも男の人が特別に手品を見せてくれる。今回はふたつともタネがわかった。


もうすっかり夜だ。
夜空は真っ暗。
だって星は私の爪のうえにあるから。

かにの逃走

うとうとと眠りに落ちる寸前にみた夢。

帰ってくるとテーブルの上にかにが2匹いる。(匹って言わない?)緑のような赤のような色のかに。平べったくてかぶとがにに近いような形。
手元のかにに構っていると向こうのかにがテーブルから落ちて逃げてゆく。かには甲羅が硬いのにテーブルから落ちるときの様子はまるでグミみたいだった。コーラアップ(コーラの味のグミのお菓子)みたいに“ぺろん”という感じで落ちる。
長い爪で懸命に逃げるかに。
窓が開いているので急いで閉めるとかにはガラス窓を登りはじめる。
それをそんなに不思議には思わなかった。

かわいた海のゆめ

友達に勧められたボニー・ピンクがとても気になっている。

もぐもぐカレーを食べながら、母のいない家の味気なさを噛み締める。

ちょっとずつ職場での私の居場所が大きくなってきて、嬉しいような、でもスナフキンみたいに身軽でいたいとも思う。

お風呂でアラニスを聴く。
自分が歌ってるつもりで口を動かしてみる。
英語は、ぜんぜん聴き取れない。

お尻に根が生えたみたいに、改札を抜けてくる人の波を見る。
あたしは何を探してるのかな、奥歯をかみしめる。


昨日は2月の舞台のビデオを初めて観た。
なんじゃあ、あのリラは。驚き。ふらふらというか、かくかくしてる。自分の踊りがかくかくしてたところなんて初めて見た。それから無理が全部手首に出てる。手首で何とかしようとしちゃっているのが見え見えで…ああ、これはやりなおさなきゃな、と思わず赤面だった。
妖精全員の出のところは存在感があっていいのだけれど。
もっとシンプルに動けないとな。

コンテンポラリーの方はとてもよかった。
ソロも落ち着いているし、自分の世界を創れている。
もっともったいぶってもよかったかな…音にぴったり「on」なので、もう少し。もう少しだけ音をひっぱってあげてもよかった。やっぱりあわせようとしすぎ。自分の踊りでいいや、ってなってもよかったな。
時々、胸がざわざわする。
よかった。まだできる。まだなくしてなかった。


やけに今日は車の音が聞こえる。
まるで…どうしたんだろう。海みたいだ。
海じゃないな。乾いてる。
砂丘みたい。


なぜわたしは、ここにいるんだろう?


Alanis Morissette
Supposed Former Infatuation Junkie

照れ笑いの奥

とにかく昔からの課題である肩甲骨下が落ちることを言われる。
胴が短くて体が柔らかいからいろんな可能性があってわからなくなる。関節まわりはとにかく難しい。骨盤もぐるぐる動くから正しい位置がわからなくなる。

アンウォから下ろすとき肩関節は変わる。少し“しょう”みたいになる。
そこでコントロールするとポアントが楽になるだろう。
肩はアンディオールしない。逆。

あと、ダブルレングスの話。
抵抗するものがあってストレッチできるのと、なにもなくても伸びられる力。両方養わないといけない。多分私はなにか抵抗がないとできないタイプ。

股下を出すこと。そしてつけね同士を離す。
つけねを上からチャックかけるように。


またひとつ自由から遠ざかるように見えて、実はちゃんと自由に踊るための過程を踏んでる。
だから楽しい。
なんでも何かに繋がる。それが楽しい。
私の体のちっちゃい機能が目を覚ますのが楽しい。


頑張らせて。
どうか。