アマヤドリ -316ページ目

マリア・ウ゛ェール

200507090026000.jpg

昨日は友達の結婚式。
受付を頼まれたのにかなりギリギリになってしまい焦ってタクシーを使った。東京駅ってわかりにくい。
現地でお化粧や髪型を完成させるつもりだったのに、時間がなくてかなり普通な感じになった。まぁいい。つけまつげをしてたし気分はよそ行きだったから。

ゲストハウスウェディングは初めてだったのだけれど、とても手作り風で大事にそのカップルを扱ってくれる感じ。こんな場所なら披露宴もいいなぁ、と思う。
お父さんやお母さんのみならずお兄ちゃんのお嫁さんとも知り合いだから何だか親戚みたいな気持ち。久しぶりの中学時代の友達にも会った。
あまり形式張ったスピーチなどはなく、本当にこう…ペンションのパーティに招かれたような感じだった。
シェフがちゃんとお料理を紹介したり、蕎麦打ち職人の彼の挽いた蕎麦粉のニョッキが出たり、さすがに食にはこだわりがあった。

花嫁姿の友人を見たら涙が出た。彼女も私をみてほっとしたらしく泣いてしまう。お化粧がとれちゃうよ。折角美人さんなのに。
お色直しの後、花嫁のエスコートをし螺旋階段を降りる役を突然頼まれる。聞いてなかったからびっくり。でも嬉しい。なんだか父の気持ちだよ。大事に大事に手を取って階段を降り、花婿に引き渡す。

なんだろう。
不思議なくらいずっとぼんやりしていたな。感動もしたし楽しかったのに脱力感。淋しいのかな?よくわからない。


すぐに旅立つ二人なので二次会はなし。私と友達もおとなしく帰る。
不思議な脱力感を抱えたまま。

何を感じたのか、よくわからない。よく考えたら彼とはあまり話したこともない。歴代の彼とは食事をしたりもして仲良くなったものだけれど。やっぱりお互い忙しかったんだな。

いろんな種類の嫌なことを男の人には味わわされてきた彼女。
穏やかで真面目で素敵な旦那さんをみつけてくれてよかった。
二人でお互いを、ずっとずっと幸
せにしていってほしい。

お天気雨

雲が切れて明るい夕方になりかけの空が見えているのに雨が降っている。さらさら、軽い雨だ。
こないだこの空に虹がかかっていたな…

たくさんきれいなものを思い出そう。
たくさん嬉しい気持ちを思い出そう。友達のメールを読み返したり。

あの空のところには雨はないのかな。
あの雲のうえを私は飛んだんだ。


高くとべますように。
音になれますように。

交換日記

中学生の頃に交換日記をしていた。
同じクラスのちょっと面白い女の子と。
ただの交換日記じゃない。もう、とにかく長いのだ。少なくとも一日、大学ノート10ページ分は書いていた。色鉛筆や蛍光ペン、シールや絵を駆使しながら文字もびっしりと。
いったいそんなに何を書いていたのか…今となってはまったく思い出せない。しかもほぼ毎日交換していたから考えれば膨大な量だ。何冊つづいたっけな…とにかくノートがどんどん変わっていったのを覚えている。
昔からそういう文字でのやりとりが好きだったのだろう。色をつけたりコーナーみたいなものを考えたり。
しかし当時は全く内容はないに等しかったと思う。その子とは恋愛話もしなかったし悩みを打ち明けるでもなかったし…ホント、よく毎日会話が続いたもんだと感心する。

髪がまっすぐで真っ黒で、色の白い日本人形みたいな子だった。
黙っていたらものすごく可愛いのに。
確か、男の子に付きまとわれた時彼のふりをして断ってあげたっけ。

どうしているんだろう。
そしてあの交換日記はどこにいったんだろう。

sheltering sky

海に行きたいよ。
明日の会社なんかほおりだして、今すぐ電車にのって雨のふりしきる海を見たい。あたしはなんて弱虫なんだろ。だって夜の海を一晩中見ていたらどんなに淋しいだろうって思っちゃうんだ。あたしはなんてなんにもできないんだろ。電車がなきゃどこにもいけないんだ。お土産を楽しそうに買うおばちゃんを見て、どうしてこんなに切なくなるんだろ。愛しいみたいに。
ひりひりする。
全部力を抜いて冷たい風に投げ出したい。
でもそんなこともできないの。走ってゆくこともできないの。
空がみたい。今日は月も見えない。みんな他人みたいだ。みんなそんなふうに感じてひとりぼっちで立ってる。だからわくわくするような、押しつぶされそうな、やさしくしたいような気持ちになる。
猫がうちにいたらな。ぎゅってその体温と鼓動を感じられるのに。それかなにかを創りたいのかな。与えたいのかな。何を?何に?さっぱりわからないけれど。

知らないところまで歩いていきたい。
でもあたしはその帰り道を帰る自信がない。
大丈夫なのも知ってる。だから自分のことは全然心配してない。ただこの気持ちだけどうしていいかわからない。あばれんぼうで、ワガママで。
大人だからでもなんでもなくてこれはきちんとからだにしみ込ませて馴染ませないといけないのもわかっている。変わりたかったら変われるし、だから嘆いているんじゃない。
ただこの大きな大事な感情を、転がして味わいながらなだめてる。

こんな淋しさをちゃんと味わえてよかった。強がりみたいだけど、折れる寸前でもいいから認めたいんだ。そしてもっともっと強くなりたい。そしたらもっとたくさんのことを感じることができるだろう。もっと泣いたりできるだろう。強くなればなるほど、たぶん苦しいことは増えてゆくから。もっと豊かになれるから。
そんなふうに。

だからほほえんでいよう。

遠近感

お昼休みに本屋さんにいってユリイカの最新号「この小劇場をみよ!」を買った。

特に小劇場を観に行きたいわけではなかったけれど。

現役で小劇場に立っているひとたちの考えていることをちょっと読んでみたかったのもあるし、巻末にダンス集団のこともいくつかのっていたから、というのもある。最近あまり演劇自体を見ていないので何が面白いのか、どんなものがあるのかもよく分からない。読んでみてもし興味が出たら、観に行こうかな。


興味といえば、最近吉祥寺に新しい劇場ができたのだけれど、そのこけら落としの芝居が面白かったらしい。美容院のお姉さんが教えてくれた。

なんでも、彼が演劇のひとだということで薦められて行ってみたら面白かったみたい。

私も何かの雑誌で情報だけは入れていたのにな。観に行くのを忘れていた。どんな劇場かも観に行きたい。お姉さんによるとなかなか奥行きがありそうだ、とのこと。

奥行きのある劇場での作品はうまく使うと本当にいい。舞台は2次元じゃないということを思い起こさせてくれる。奥行きがあると時間も表現できるからいろんなイメージが膨らみそうなのでいつかやってみたい。

友達たちはみんなオーディションを受けないという。レベルのことや、自分がやってゆけるかという心配よりも自分がやりたいか、自分がどれだけ広がりそうか、ということしか考えない。考えても仕方ないから。考えて私にどうにかできることだけを一生懸命考える。ただそれだけ。あとは選んでもらえるように頑張って、祈るだけ。きっと相性と運もあるから。


ユリイカ―詩と批評 (第37巻第7号)

TRACKBACK

梅玉 さんのブログにTBさせていただきました。