今日は本番①
今日は子供の晴れ舞台。
朝早くから“彩の国”(ん~、綺麗な、そして無理が見える命名)埼玉芸術劇場へ。
JR与野本町から直線、直角に曲がってまた直線、の道は暑すぎる。日陰が欲しいよ。
日差しに耐えながら歩いてゆくと前には出場者らしきバレエの頭をした子とその親子。
途中左のフェンス沿いにたくさんの種類のバラが植えてある。いつも見てから「そうそう、これこれ」と思う。
“プリンセスミチコ”だって。これは姉妹があのお堀の中にも植わっているのかな…
花壇のお花が綺麗。
ホールに着くとスタッフたちは劇場のことが全くわかっておらず「どこが大ホール?」「楽屋はどこ?!」と右往左往。
私は冷静に楽屋を探し、入り口にいる生徒と家族を引きつれて私は早々に子供たちのメイクアップをする。
メイクアップといっても顔を薄くドーランで塗り、ちょこちょこっと色を付けて、メインはキラキラを塗ったり爪に光る石を付けてあげたりするだけ。
もうこれだけで確実に気持ちは盛り上がる。
お化粧なんかヤだよ!と言ってる子ほど、何度も鏡を見たりして。
だから全員にやるのは大変だけれど毎年メイクは欠かせない。
いつもと違う自分の格好を次々に見せにくる。
「何でこのチャラチャラつけるの?」
「舞台で照明にあたったらキラキラ綺麗だからだよ」
そう言うと、各自キラキラしそうな場所を探し、報告にくる。
「これ、光る?」
うんうん、光るよ。これも光るんじゃない?
もう100回くらい聞かれる。
「これは?!」「ここもキラキラする?!」
…えぇえぇ、光りますとも。もうぴっかぴかのきんきらきん。
光るかな攻撃に加えて男の子のおんぶしろ攻撃にも遭っているし(Tシャツがびり、っていった)、背中にぺた~っとへばりついてあっつあつに温めてくれてる子もいるし「早く踊ろうよ」を30回くらい言ってる子もいる。
先生、へとへとだよ。
まぁでも楽しいよね。
本番だもん。
私も本番大好きさ。
楽屋で少し音で練習してからいざ舞台袖へ。
照明を見てみんな自然と静かになる。
楽しくね、とか、サンバイザーがもし落ちちゃっても先生拾ってあげるから踊りやめないで大丈夫だよ、とか言う。
じゃあさぁ…もしぴょーんてお客さんとこに指輪が飛んだら取りに行ってくれる?
…えぇえぇ、取りに行きますとも。今日はあなたたちが主役。私は裏方でございますから。
今日は本番②
緊張気味に見ている後ろ姿。
私の左右の膝にいつのまにか座ってぴたっとほっぺをほっぺにくっつけてくる子。微かに歌ってるのが聞こえる。頷いてリズムをとって。
手を回しおなかをとんとんと叩いてそのリズムに合わせる。
呼吸を合わせるみたいに。
目を合わせ、お互いににっこりする。
大丈夫だよって。
伝わったかな。
上手なお姉さんたちのあとに、スタンバイの声。
曲はMISHAの『キスして抱き締めて』からハルカリの『ストロベリーチップス(岡村靖幸Ver.)』のリミックス。
リミックス…と言ってもMDで切り貼りしただけだけど。フェイドアウトは音響さんにその場で指示だし。
ああ、DJのお友達が欲しい。
今年は初めて私は舞台にあがらなかった。袖で踊ってあげてたけど必要ないくらいみんなちゃんと動いていた。
いつのまにかうまくなってる。もう、袖で忽然と眠ってしまうような赤ちゃんじゃあないんだな…。
『キスして抱き締めて』は手話をちょっと使って可愛く。『ストロベリーチップス』は全く繰り返しのない、ちょっと難しい振り付けにした。去年の『chu-chu-train』以上に難しい。
でも、それを伏せていればなんでもできちゃうからすごい。子供って。
真剣なカオ。
ああ、笑ってね、って言わなかったな。まあいいや。
楽しく踊るその先に笑顔がでてくれるほうがいい。
その真剣な表情のまま袖に駆け込んできた。
お疲れさま。
よくやったね~。
可愛かったよ~。
照れ臭そうなみんな。
もっと踊りたい、と飛び付いてくる。
あとね、20回くらい踊れるよ。全然疲れなかったもん。
先生、リップとれちゃったからして。(あ、もうしなくていいから)
キラキラシールもっとやりたい。(あ、もう本番終わったから)
先生、踊るのいつ?(あ、今のが本番だから)
楽屋でうんうん、て話をきく。
そうしながらお母さんがぱらぱらと迎えにきて帰ってゆく。
若いお姉さんたちがいて、「お姉ちゃんに来てもらえてよかったねぇ」と言ったら幼稚園の先生だった。
私も年をとった。
3人くらいぶら下げながら写真を撮ったり花束をもらったり。
楽しかったかな。
それだけ。
それだけで、いい。
本当に疲れちゃった。
うちに帰って昼寝。
多分みんなもお昼寝してるんだろう。
★ ★ ★
- MISIA, 松井寛, 鷺巣詩郎, 島野聡, 園田利隆, 黒須チヒロ
- Mother Father Brother Sister
- HALCALI, 本田ゆか, RYO-Z, 石野卓球, 岡村靖幸, HALFBY, FORCE OF NATURE, K・U・D・O
- ハルカリミックス
カタコト
川のへりに生い茂る草の密なのをみて。
しゅわしゅわ融ける雲をみて。
生まれる胸イッパイ
それをちゃんと
なるべくそのままそっと届けたいのに
手をつないで
ぎゅっと
ほら、って。
同じ光が
この光が
本当は隣で同時に瞳にうっっていたらいい
ホントはね
でも、
だから写真を撮ったり
詩を書いたり
そして踊るのね、私は。
手を離れて増幅されて。
満ちた心は融けだしたその先で新しく呼吸をはじめる
唄いだすみたいに。
じっとできずにうずうず、手足をぎりぎりまで伸ばして。
走らないで。
そっと、
そっと。
くりかえしくりかえし
包んで閉じ込めて、
破って飛び出したそれをひきとめて、
そして込めて、込めて…
そんなこの暴れんぼうのきかん坊を
どうして届けたらいい?
憧れはたくさん
私は女の子ぽいことが苦手で、なによりその苦手以前に女の子としてのすべてが自分には似合わないと思って避けてきた。
避けてきた…というか照れちゃうから逃げてきたというか。
でもいまさらになってとてもちゃーんと色々してみたくなった。
浴衣いいなぁ。
世の中にはたくさん楽しいことや素敵なことがあって、でもその大半を見逃したり切り捨てだりしている。
たぶん努力しても触れられることはすごく一握り。
自分がそれを選ばなかったことも選択だし、どの道を通っても大丈夫という確信があって通ってきたはずだからなんの後悔もないけれど。
日々変わってゆく私。
たくさん目を開いて空を見て深くうなずけるように。
まだまだ、たくさん時間はあるから。
浴衣、いいなぁ。
着物はバイトで着てたんだけどな。着方をすっかり忘れてしまった。
それは少し後悔かも。
ショートカット
今日はこれから教えで、本当はその後江戸川の花火を見にゆく予定だったけれどやはり中止。
ああ…がっかり。
なのでちゃんと教えに集中しよう。明日は発表会だしね。
だんだん暑くなってきて寝苦しいはずなのにベッドで携帯を眺めているといつのまにか眠ってしまう。一種の催眠効果があるみたいだ。
今日はいつもとは違うルートで教えへ。こっちの方が早い。が、高い。何故だろう。同じJRなのに。
日ざしが強くて日焼けが心配になる。
本当はそんなこと考えずにじゃんじゃん歩きたいのにな。子供みたいにさ。
なかなかそうはいかない。
違う景色に包まれてことこと電車に揺られるのは、本当にいいな。
日ざしがとくとく、鼓動を調節してくれる。




